【目次】
・おすすめの抜け毛対策用シャンプーは?
・【抜け毛を招く危険信号4つ】+日常でできる対処法
・【シャンプー選び】抜け毛予防で大切なこと
・【おすすめのシャンプー】抜け毛を防いで健やかな髪に
・最後に
おすすめの抜け毛対策用シャンプーは?
抜け毛の原因は年齢のせいだけとは限らない? 抜け毛が増えて髪にボリュームがなくなってきたとき、何が原因なのか、どう対処したらいいのか気になりますよね。抜け毛の原因や日常で気をつけるべきこと・シャンプーの選び方・使いやすいシャンプーをまとめました。大切なことは「不健康な状態を放置しないこと」です。
〈POINT〉
・抜け毛に繋がる4つの危険信号とは?
・いまからできる髪ダメージを防ぐ習慣
・頭皮環境を整えるシャンプーを使う
【抜け毛を招く危険信号4つ】+日常でできる対処法
抜け毛の主な原因は「ホルモンバランスの乱れ」だと言われていますが、知らず知らずに受けている髪へのダメージが原因になることも。抜け毛に繋がりやすい日常のNG行動とは? 皮膚科医の鎌倉達郎先生に『4つの危険信号』と対処法をお聞きしました。
【危険信号1】強い紫外線によるダメージ
教えてくれたのは… 鎌倉達郎先生
[聖心美容クリニック 統括院長。日本美容外科医師会会員・日本形成外科学会会員・日本外科学会認定医・日本再生医療学会会員・日本臨床抗老化医学会員 ほか]
髪で紫外線から守られている頭皮。薄毛に悩む人は紫外線が頭皮に届きやすく、皮膚のコラーゲンのダメージを招いたり、毛周期がさらに乱れて薄毛が進行してしまったり… という悪循環に。
紫外線ダメージは、キューティクル剥離や毛髪内部の空洞化にも繋がります。
【危険信号2】朝シャン&ドライ不足
朝シャン派が気をつけなければならないことは、時間がない中でのシャンプーで「洗い方」や「すすぎ」が不足しやすいこと。
髪の長い女性は特に、シャンプーの洗い残しや、髪を乾かしきれないことがダメージにつながりやすくなります。
【危険信号3】栄養不足
健康な頭皮と髪を作るには、タンパク質と補酵素となるビタミンC・B・A・E、ミネラル、亜鉛など、髪に必要な栄養をしっかりとることが重要です。
特に夏は貧血を起こしやすい女性が多いので、鉄分も意識して摂りましょう。
【危険信号4】まとめ髪
目もとの引き上げや輪郭のリフトアップになるからと、まとめ髪をして必要以上にきつく結ぶことは、おすすめしません。まとめ髪を習慣にしていると、牽引性脱毛症を起こすことも。
■牽引性脱毛症とはなんですか?
まとめ髪を長く続けることによって、前髪の生え際や分け目の髪が徐々に薄くなっていく脱毛症のこと。髪が強い力で引っ張られて毛包が委縮し、毛を作る細胞の働きが止まって、新しい毛が生えてこなくなります。
※シャンプーなどのヘアケアだけでなく、生活習慣を見直して抜け毛を防いでいきましょう。
【注意】病気が原因で抜け毛になることも
抜け毛や薄毛のほとんどの原因は「ホルモンバランスの変化」によるものですが、中には体の病気が原因で起こるものもあります。
例えば、糖尿病などで引き起こされるホルモン系の異常・血行不良・肝臓疾患・強いストレスによる精神疾患・脂漏性皮膚炎・全身性エリテマトーデスなど。
このような病気による抜け毛は、毛髪と頭皮のケアだけを心掛けても決して改善しません。本当の原因を突き止め、体の中から治していくことが必要です。
「抜け毛の量が急に増えた」「短期間で抜ける」などの異変を感じたら、すぐに病院を受診しましょう。
【おすすめの対処法】腸を健康に保つこと!
内臓(特に腸)と髪は密接な関係があります。薄毛になりたくないなら、とにかく腸を健全にすることが最も重要だと確信しています!
普段の食生活から、腸内細菌の糧となる食物繊維をたくさん摂りましょう。
髪が抜ける原因とは一体? 事前に予防するために取り組みたい対処法
【シャンプー選び】抜け毛予防で大切なこと
生活習慣の改善とともに、どんなヘアケアを取り入れたら良いのでしょうか? シャンプーを選ぶ際のポイントを押さえましょう。また、いま使っているシャンプーもチェックしてみて!
【1】まずはシャンプーを確認
「最近、なんだか髪の毛が薄くなってきたな…」と感じること、ありませんか?
教えてくれたのは、皮膚科専門医。あらなみクリニック総院長:荒浪暁彦先生
一般的に売られている「硫酸系(石油系)界面活性剤入りシャンプー」の使用をやめれば、薄毛に悩む人の数はかなり減ると思っています。
市販のシャンプーには、汚れを落とすために「ラウレス硫酸ナトリウム/アンモニウム」に代表される界面活性剤が入っているものも。
■硫酸が入ってるとどうなりますか?
硫酸を含むシャンプーは、タンパク質を溶かすほどの強い洗浄力。角質層に刺激があるため、使い過ぎると頭皮を傷めてしまうのではないかと私は危惧しています。
※使用しているシャンプーの成分を確認してみましょう。
【2】頭皮ケアで意識すべきことは?
教えてくれたのは… 下川穣さん
[菌ケア専門家。株式会社KINS 代表取締役]
薄毛・抜け毛の悩みは、頭皮にフォーカスしないと解決しません。「髪の悩み=頭皮の悩み」なのです。
頭皮の健康状態に深くかかわるものは「細菌」「真菌」「皮脂」の3つ。研究で明らかになっています。
1. 細菌
皮脂をエサに増殖し、増えすぎると菌バランスが崩れて頭皮に悪影響を与える。
2. 真菌
マラセチアという真菌が増えすぎると「脂漏性皮膚炎」の原因になることも。マラセチアが増えすぎる要因も皮脂。
3. 皮脂
細菌・真菌の増えすぎを防ぐためには、皮脂をコントロールすることが頭皮ケアの第一歩。
※髪・頭皮ケアは、“皮脂”にアプローチすることを意識しましょう。
【おすすめのシャンプー】抜け毛を防いで健やかな髪に
抜け毛を防ぐためのヘアケアで大切なのは頭皮環境。余分な皮脂をしっかり洗い流してクリーンな毛穴に。ただし、乾燥させてしまうのはNGです。血行促進も心がけ、うるおいのある頭皮・髪をキープしましょう。
【1】ロクシタン|ファイブハーブス ボリューム&ストレングスシャンプー(写真:左)
ハリ・コシを与え、髪にボリューム感を与えるシャンプー。細い髪や切れやすい髪にアプローチするハーブの力で、髪を補強し頭皮環境を整えます。
【2】美巣|美巣シャンプー
近年、知られるようになった育毛効果のあるシアン酸に着目して作られた、抜け毛などをカバーして美しい髪に導くシャンプー。優しく洗いながら地肌の健康を保ち、ハリ・コシ・ボリューム感のある髪へ。
【3】オージュア|エイジングスパシャンプー(写真:左)
年齢とともに硬くなる頭皮を、マッサージにより血行を促進して健やかに保つシャンプー。抜け毛をカバーしボリューム感のある髪に導きます。
【4】オージュア|グロウシブ シャンプー[医薬部外品](写真:左)
頭皮表面に存在する細菌群「スカルプフローラ」に着目。シソ科植物エキス配合。頭皮を保湿し、健やかな髪に導きます。抜け毛や髪のやせ細り・頭皮環境が気になる人も使いやすい。
【5】ジョンマスターオーガニック|S&Mスキャルプシャンプー N
毎日のシャンプーでより清潔で健やかに。余分な皮脂や古い角質を除去し、頭皮を乾燥から守るスキャルプシャンプーです。
【6】ines|ジェントル スクラブ クレンズ
髪も頭皮もケアするスクラブ入りシャンプー。余分な皮脂・古い角質まですっきり洗い流します。
【7】HACCI|ハーブ×ハーブ シャンプー
濃密できめ細やかな泡で頭皮環境を整えながら美しい髪を育むシャンプー。ノンシリコンで頭皮にも髪にもやさしい。
【HACCI】の新ヘアケアで頭皮をケア&心地よいサラサラ髪へ
【8】ツイギー エピキュリアン|ヘアクレンジング クレイ
髪のコシやボリューム不足を招く「毛穴の詰まり」をクレンジング。シリカとクレイを配合。頭皮に不要なものを吸着して洗い流してくれる。
抜け毛、パサつき、ボリューム不足etc.【髪】の悩みを解決する頭皮ケア
最後に
ダメージを受けた髪や頭皮による抜け毛や細毛。年齢による髪悩みが増えてくる世代に使いやすいシャンプーを紹介しました。ヘアケアとともに生活習慣も見直し、健やかな髪や頭皮を目指しましょう。