薄毛に悩んだら、まずシャンプーの成分表を確認すること!
「最近、なんだか髪の毛が薄くなってきたな…。」
そんなことを思ったことありませんか? その薄毛の原因、もしかしたらシャンプーなのかも…。薄毛を防ぐためのシャンプーの選び方を、皮膚科専門医の荒浪暁彦先生(あらなみクリニック総院長)に教えてもらいました。
■頭皮や髪を傷める成分を除去することが大切
いつも使っているシャンプーの成分表を確認していますか?
荒浪先生曰く、「一般的に売られている『硫酸系(石油系)界面活性剤入りシャンプー』の使用をやめれば、薄毛に悩む人の数はかなり減ると思っています。」とのこと。
「一般のドラックストアなどで売られているシャンプーには、汚れを落とすために『ラウレス硫酸ナトリウム/アンモニウム』に代表される界面活性剤が入っているものがあります。硫酸はタンパク質を溶かすほどですから洗浄力が強いのですが、角質層に刺激があるため、使い過ぎると頭皮を傷めてしまうのではないかと私は危惧しています」
■「シャンプー」は必要ない?
小さい頃から髪を洗うときは、シャンプーを使うことが当たり前ですよね。しかし、荒浪先生は「そもそもシャンプーは必要かという議論もあります」と。
「日本において、シャンプー洗髪が広く普及したのはたかだか50年前くらいのことですし、健康な野生動物はシャンプーなどしなくても毛はツヤツヤでフサフサです。
質の悪いシャンプーを使うくらいなら、いっそシャンプーなど使わず、お湯だけで洗髪する『湯シャン』がいいという意見も多いです。『湯シャン』でネット検索すると、超有名人の方々も実践していることがわかります。数週間も続ければ、それまで使っていたシャンプーの弊害に気が付くかもしれません。
さすがにシャンプーなしでは気持ち悪いという方は、せめて石油系界面活性剤が入っていないシャンプーを選んでみてはいかがでしょうか。実は、私も湯シャンでは髪のベタベタ感が取れず、断念してしまいました」
髪に異変を感じたら、成分表を確認することが大切なのですね。意外と湯シャンを実践してみると良くなることもあるのかも。
初出:しごとなでしこ
『顔の印象はプチ美容でここまで変わる〜薄毛、シワ、シミ、アトピー、ニキビ治療の最前線!〜』
人に与える印象は、髪や肌の状態によってガラリと変わってしまうものです。至るところにシミやシワがあったり、肌がくすんでいたり、白髪が目立ったり、薄毛の兆候があったりすると、たとえ実年齢が若くても、ぐっと老けて見えます。顔周辺の印象が、その人の「見た目年齢」を決めてしまうといってもいいでしょう。
そこで、性別・年齢を問わず上手に利用してほしいと思うのが〝プチ美容〟です。一時期、プチ整形という言葉が流行りましたが、美容医療技術の進歩により、薄毛改善や美肌に関する施術はさらに手軽になり、ハードルがグッと下がってきたからです。
そんな「見た目はスキルで若返る時代」の最新美容医療の数々を、皮膚科専門医が徹底解説します!