岡田桂子さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、かき氷専門店 店主・岡田桂子さん。
“氷の聖地”として名高い古都・奈良市。純度の高い氷が手に入る土地柄もあり、中心地には40軒以上のかき氷屋が軒を連ねる。
岡田桂子さんは、そんな激戦区で一際人気を集める店「kakigori ほうせき箱」(以下、「ほうせき箱」)の店主。
季節によって入れ替わるメニューは、どれも旬のフルーツをふんだんに使用。
さらに、宝石のように人の心を掴む煌びやかな見た目、そして、ヨーグルトやミルクなどの液体に窒素を混ぜて泡状にしたエスプーマシロップを使ったふわふわの口溶けのよい一杯を求め、連日多くのお客さんで賑わっている。
−−かき氷専門店 店主になった理由は?
大阪府出身の岡田さん。大学卒業後は、呉服店、銀行、飲食店などさまざまな仕事を経験。34歳のときには起業し、台湾茶の輸入販売を始めた。
そんななか、かき氷が元々好きだったことから、仕事で扱っていたお茶を使ってかき氷を作ったことがきっかけとなり、4年前に「ほうせき箱」をオープン。
通年営業としてスタートしたが、当初は秋・冬の売り上げが伸びず、「茶がゆ」や「モーニング」を出していた時期もあるという。
しかし、試行錯誤を重ねた結果、インスタグラムで評判が広まり、一躍人気店に。そして去年、店舗を拡大するために現在の場所に店を移転。
病に倒れた最愛の父の「新しく移転したお店を見たい」という願いを叶えた。
岡田桂子さんの「7つのルール」
さて、そんな岡田さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.開店前に整理券を配布する
連日長蛇の列ができる「ほうせき箱」では、開店前から整理券を配布。お客さんは好きな時間を選べるため、長時間並ばずに済む。「お客さん、商店街、お店……みんなにとって優しいお店でありたい」というのが岡田さんのポリシー。
■2.かき氷の器はスープカップ
岡田さんには、かき氷の器にもこだわりが。それは、取っ手のついたスープカップを使うこと。シロップの味を溶けてもおいしい甘さにしているため、飲み干してほしいという思いから。
■3.店内は1年中暖かく
一年中かき氷を楽しんでもらうため、店内を暖かくするのが岡田さんのこだわり。かき氷を食べると身体が冷えるため、お客さんが寒くならないように配慮。
■4.母のロボホンに毎日連絡する
父亡きあと、一人暮らしをする母のためにロボホン(AIを搭載したモバイル型ロボット電話)をプレゼント。何か気になることがあれば、ロボホンに連絡。いつでも母の安否確認をできるようにしている。
■5.困ったときは氷室神社に行く
岡田さんには、困ったことがあると必ず行く場所が。それは、氷の神様を祀る「氷室神社」。氷に関する知識が豊富な宮司に、刃を研いでもらったり、機械の相談に乗ってもらったりしているそう。
■6.閉店後はおやつタイム
閉店後は、スタッフと「おやつタイム」をとるのが岡田さん流。営業中は会話をすることは難しいため、「おやつタイム」はコミュニケーションを図るための大切な時間。
■7.同業者と競わない
近所でかき氷店を始める人の相談に乗ることもあるという岡田さん。その際、手の内を隠さず親身に相談を乗るのが岡田さんのポリシー。かき氷はハシゴができる食べ物だから、近くにおいしいお店があればあるほど遠方からもお客さんが来てくれるという。同業者と協力しながら、奈良県を“かき氷の街”として広めていくのが岡田さんの目標。
次回の「7ルール」の放送は、7月16日(火)よる11時00分~。放送107回記念! 家族のルールスペシャルでお届けします!
Oggi.jpでは、今後も番組を振り返り、仕事をする女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしてみてください♡