寺脇加恵さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、ケータリング会社「Globe Caravan」オーナーの寺脇加恵さん。
オリジナリティー溢れる多国籍なメニューが人気を呼び、一流企業をはじめ、さまざまなところからケータリングの依頼が殺到。なかでも駐日大使館からの信頼は厚く、フランスやオーストリアなど、世界各国の大使館からオファーが舞い込む。
これまで腕を振るった駐日大使館の数は実に70を超える、いま話題のケータリング会社を経営する女性。
−−ケータリング会社オーナーになった理由とは?
神奈川県で生まれ育った寺脇さん。大学1年生のときに訪れたフランスでヴィンテージの洋服に惚れ込み、在学中にアパレル会社を設立。順調に売り上げを伸ばしていた矢先、予期せぬトラブルが……。
従業員に、お店の在庫や顧客リストなどを横領され、すべてを失ってしまったのだとか。
そんな寺脇さんが、30歳のときに再起をかけてたった一人で始めた仕事が、“ケータリング”。買い付けに行ったときに出合ったケータリングに魅了されたことがきっかけに。また、泥棒や火事などの被害で失うことのない仕事がしたかったという。
そして、レバノン、スリランカ、エルサルバドルなど、世界67カ国を巡って独学で各国の料理を習得。ケータリング会社を設立。
寺脇加恵さんの「7つのルール」
さて、そんな寺脇さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.馴染みのない国の料理をミックスする
ケータリングを手掛ける際、日本では馴染みのない国の料理を取り入れるのが寺脇さんのこだわり。食べる人たちに、いろいろな国の文化に興味をもってもらいたいから。
■2.市場に行くときはヴィンテージの服
市場に仕入れに行くのは、主に早朝。早起きは大変だが、気分をあげるためにお気に入りのヴィンテージの服を着るのがお決まり。
■3.仕込み作業中はオペラを聴く
仕込み作業は、オペラを聴きながらするのが寺脇さんのルール。テーブルコーディネートなども行うため、オペラのように舞台をつくる音楽を聴くと気分が盛り上がるのだそう。
■4.怒らない
仲間がミスをしても怒らないのが寺脇さんのポリシー。人間はもっているエネルギーは有限なので、怒っても生産的ではない。そのエネルギーを、料理を上達させるための情熱に使いたいという考え。
■5.チームに異業種の人を入れる
チームで準備をする際、あえて異業種の人を入れるようにするのが寺脇さん流。別の視点で準備の過程をみてもらうことで、アドバイスをもらうようにしている。
■6.レシピと一緒に思い出も聞く
いまでも料理を学びに世界各国に訪れることも多いという寺脇さん。レシピを学ぶ際は、その料理にまつわる思い出を聞き、その思い出に想いを馳せながら料理をつくっている。
■7.本場の味は本場へ行って学ぶ
料理を学ぶ際は、本場に足を運ぶのが寺脇さんのこだわり。それは、味を習得するためだけでなく、現地に行って実際に料理の背景を知ることで、味に奥行きが出て、食べる人に想いが伝わると信じているから。
次回の「7ルール」の放送は、7月2日(火)よる11時00分~11時30分。主人公は、映画監督・山戸結希さん。Oggi.jpでは番組を振り返り、仕事をする女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしてみてください♡