セックスレス実例2/「夫に求められたら応じるのは家族の義務」Bさんの場合
Bさんプロフィール
・夫…36歳・会社員、3歳の子供あり
・交際期間…3か月
・結婚期間…4年
・セックスの回数…交際当初/週に1回 現在/半年に1回あるかどうか
・1回の時間…10分
・これまでの経験人数…15人
・セックスしたい?…できるだけしたくない
これまで自分から「セックスしたい」と思ったことがないというBさんは、できちゃった婚して約4年。
「つきあってすぐ子供ができて、それ以来、セックスは夫に『しよう』と言われたときのみ、半年に1回ペースです。私にとってセックスは、相手がしたいときに応じるもの。20代のころは人肌のぬくもりを感じたくて、という面もあったかもしれないけれど、今はセックスに何かを求めるということはありません」
そんなBさんに対してご主人は?
「聞いたことはないし聞きたいとも思いません。仮に夫が、性欲を満たすために浮気や風俗にハマっていたら…、悲しくはないけど軽蔑はするかな。なんでみんながそんなにセックスのことで騒ぐのか、よくわからないんです。だって人生には趣味とか仕事とか、ほかにも楽しいことがたくさんあるじゃないですか。信頼関係を築くのにセックスが必要だとも思わない。まあ人間は変わるものだから、こんな私でも将来セックスしたくなる日が来ないとは断言できないですけど」
――あっけらかんと笑う姿からは特に葛藤も感じられない。でもセックスに対する「期待しない」感はどこか頑なな印象。育った環境によるのか、無意識のうちに嫌悪感を抱くような何かがあったのか…、その理由は極めて個人的で根深そう。
2018年2月号「あなたは、セックスレス?」より。
撮影/小寺浩之(ノーチラス) 構成/酒井亜希子・佐々木 恵・平澤奈々恵(スタッフ・オン)
再構成:Oggi.jp編集部