「君子豹変」の意味、わかる?
職場で同僚から「君子豹変って感じだよね〜」と言われたら、“君子豹変”がどんなさまを示しているか、わかりますか?
【問題】
「君子豹変(くんしひょうへん)」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.態度が急に変わる
2.間違いをすぐに改める
正解は?


どちらの意味も正解!
実は、どちらの意味ももつことばです。前後の会話で、その趣旨を読み取るといいでしょう。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では61%が「態度が急に変わる」を選択していました(2019年5月7日現在)。
中国の書物『易経』にある一節、「君子は豹変す。小人は面をあらたむ(=立派な人が過ちをすぐに改めるのは、ヒョウの模様のようにはっきりしている。小人物は外づらを改めるだけだ)」に由来する言葉です。現代では俗に、態度が急変する、特に、紳士的な人物の態度が急に悪くなることの例えにも用いられます。
※ ※
くんしはひょうへんす【君子は豹変す】
《「易経」革卦から》君子は過ちを改め、善に移ることが際だってはっきりしている。俗に、態度や考えが急変するたとえにもいう。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
ことばの総泉挙/デジタル大辞泉