1:「お金を貸して」が目立つように…
「付き合って最初のころは普通だったんですが、3ヶ月ほど経ったころから、やたら『お金を貸して』ってせびってくるようになった元カレ。
恋人とは言えお金を貸すのは私のポリシーに反するので、しぶっていたんですが、すると彼は『結婚したら財布は一緒になるんだし、いいじゃん』って理屈で押し通そうとしてきてました。
私が婚活を意識する年齢なこともあるから、こういうことを言う男は危ないなって思って、すぐに別れたけれど、コレって結婚詐欺の前兆だったのかな…って今でも思っています」(32歳女性/建設)
結婚詐欺にもいろんな種類があるけれど、お金を要求された場合には、冷静になっておくに越したことはありません。好きな人の頼みであっても、毅然とした態度でいるのが正解でしょう。
2:「結婚式を先延ばしに…」
「プロポーズされて、式場まで下見に行った元カレがいますが、どうにも様子が変なので、別れました。
両親が不仲で、さらには海外に住んでいるから親への紹介はしないって言ったり、式場の申込金も『あとで払うね』と言いながら私に全額を立て替えさせて返さなかったりって感じで、妙な出来事が多かったんです。
ウチの親がさすがに変だと思い『親御さんと食事会をしたい』と伝えたら、彼からは結婚式の延期を申し出てきました。さすがに何かがオカシイだろうということで、ウチの親が結婚に猛反対し、式場の申込金を捨てる形で、破談に。
そのときは彼と別れるのがつらかったけれど、時間が経った今、思い返してみると結婚詐欺だったのかもしれないし、そんな男と別れて正解でした」(33歳女性/医療)
婚約しても、彼にまつわる不可解な出来事が多い場合には、何か隠していることがあるリスクも高くなります。式場の申込金は残念ですが、大事に至る前に距離を置けて、よかったのかもしれません。
3:「会社の株を買ってほしい」といきなり言われ…
「それなりの事業を営んでいる経営者彼からプロポーズされ、結婚式を半年後に控えていたときに、いきなり彼から『会社がヤバイ』と相談を受けました。
結婚後は、私は職場を退職し、彼の会社で一緒に働くことに決めていたこともあって、そのときに『会社の株を買ってほしい』と申し出が。
でも、なんだか様子が変だし、株を取得するなら結婚後でいいはずだし…と腑に落ちなかったんです。なので『悪いけど、今は無理』とお断りしたら、なんと数日後に、彼から破談を申し出てきました。
当時は混乱していて冷静に判断できなかったけど、今思えば、あの人は結婚詐欺系だったのかも…って思います」(34歳女性/ネイリスト)
自社株を家族に持たせる家族経営の企業もあるけれど、タイミング的に不可解な場合には怪しさを感じます。安易に申し出を受けなくて正解だったと言えそう。
「自分が結婚詐欺に遭うかもしれない」とは、多くの女性はなかなか思わないもの。でも、少しでも「オカシイ」「アヤシイ」と感じるところがあったなら、彼を疑うのは悲しいけれど、一歩引いて冷静になる勇気も必要です。
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