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LIFESTYLE

2019.03.27

あのスナイデルが生まれ変わった! 新しい季節に必要なのは、やっぱり新しい服!

「本業は“消費家”! 浪費じゃないよ、消費だよ」と語る黒島美紀子さんのエッセイブログ。今回は生まれ変わった「スナイデル」の新宿ルミネ2をレポート!

新宿ルミネ2のスナイデルは春の買い物モードを盛り上げる!

冷たい雨が降った次の日も、嘘のような青空と晴天が拡がり、気温もあんなにうすら寒かった前の日が嘘のような陽気に恵まれる。

そんなことを数回繰り返し、そう、東京は桜も開花宣言。

三寒四温

この言葉がぴったりの今日この頃。柔らかい温まるような日差しに、気持ちも自然にワクワクしてきましたよね?

そんなこの春、何かが違う。。え、どこが? だれが?

ファッションの最前線が、だ。

赤、黄色、パープル、ピンク、、、どのブランドも一斉に花が咲いたように色とりどり。

今年は例年になく、どこのファッションビルもお花畑のようになっている! と、思っていた矢先、ファッションジャーナリストのクミさんから耳寄り情報が届く。

「新宿ルミネ2でスナイデルが面白いことやってる!」

そんなことを聞いたら、すぐに駆けつけるのが消費家クロシマです(^ ^)

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル)

そこは春らしいカラー満載の美しいショップだった。

よく見てください。去年の秋からロゴが一新して大文字の書体になっています。

訪れてまず一番に目が行ったのが、植物を配したナチュラル感たっぷりのウィンドウ。

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル)

ウッド、ストーン、そしてなんとも言えないニュアンスカラーのタイル貼りのディスプレイ台。そしてやわらかな、ベージュグレーのモルタル床。

なぜか東京のファッションビルの中で感じる、リゾートの風。

そして、お店の中にさらにリトルハウス

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル) 店内

店舗の真ん中に大きなスペースをとってあるそのハウスの中は鬱蒼と茂る植物とまた、ストーン。

一つの世界観が出来上がっている。

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル) 店内

ナチュラルなのにモダンな印象。石も木あるのにコンテンポラリーな仕上がり。まさに最先端なアジアな感じだ。

でも何より店内で目を惹くのはこれ。

木目の美しいボートが地面に2艘、天井から2艘、計4艘も設置してある。

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル) 店内

映える~♬

色とりどりの花、グリーン、そして美味しそうな南国のフルーツを満つるほど載せた船。

これはさながら、メコン川? サイゴン川? をゆっくりと行き交う、交易船だ。

一気に気分はアジアンエスニック

向こう岸も見えないような大きな川にたゆたう暮れゆく太陽か。はたまた、民家がひしめく急勾配に流れる細い運河にきらめく強い光の反射か。

見えない光に思わず目をしかめてしまう店内。

すごい、、、、気持ちってここまで変わるものなのね

と、ここですごい事実が判明! なんとこのすばらしい装飾のお店、この春から秋限定、それもここ、ルミネでしか見られないショップだというのだ。

確かに至るところに「LIMITED CONCEPT STORE」との文字が。

すごい豪華な店なのに、無くなっちゃうというのだ!!!!

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル) ディスプレイ

美しいアジアンデザインの鉢には、ゆらゆらと本物の金魚が。生き物がいるだけでぐっとリアル感が増す(毎日スタッフの皆さんがお水を変えたり、餌をやったりしているそうです)。

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル) ディスプレイ

あれ、マネキンや、ボートによく見ると「QUEEN」の文字が。

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル) プロモーションスペース

店頭にあるプロモーションスペースに目が釘付けになる。

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル) クイーンとのコラボ

そう、クイーンとのコラボもやっていた! マニア垂涎(3月末までです! 急いで!)

でも安心してください。これからローリングストーンズとのコラボも計画中だそうだ。

と、ここで、気づく。今までのスナイデルのイメージとは少し違う!

そう。内装、お洋服のデザイン、コラボの方向。全てがちょっとずつ前と変わってきているのだ。

キラキラした白、ふわふわした薄いピンク、ちょっとフリル、プリース、ミニスカート。そんな「ちょっと可愛いモテガール」イメージがだいぶ削ぎ落とされている。

店舗内装もお洋服のデザインも、しっかりと足が地に着いた前を見据えたしなやかな女性のイメージ

この春のスナイデルのテーマは『美しい冒険家』

そうだ、我々女子は現代のジャングルカオスな生活の中で毎日踏ん張って生きている。そんな時に、美しいお洋服は我々を鼓舞し、時には戦いの装いにもなるのだ。

「ファッションが“商売”になると、自然と“売り”に走っていってしまう。もともとのスナイデルのテーマは“ストリート&フォーマル”だったのが、だんだん売れ筋を追いかけていたら甘い感じの服が増えてしまった。やっぱり今はもともとのブランドのイメージを大切にしたいと修正していって、今シーズンに至りました。クイーンやローリングストーンズとのコラボも“ストリート”感を感じてもらえるよう、よりコアな部分を表現しました」

とプレスの鈴木さんは語ってくれた。

レース、プリント、フリル、透け感。ふわふわな素材。華やかな色合い。今までと何ら変わっていないのに、やっぱりどこか違う。

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル)

華やかな色合いだけれども、オレンジにグリーンやレンガ色、淡いパープルを合わせるとぐっと大人っぽい。コロニアルで陰影のあるアールのデザインと、深みのあるグリーンの壁に洋服が映える。

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル)

都会で着るトレンチも肩のラインが強調され、後ろが女らしいプリーツ。可愛いというよりはかっこいい。

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル)

薄いチュールを合わせたニット。フリルではあるけど、色が大人っぽい。

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル)

でも、素肌にはこんな美しくて繊細なインナーを合わせる。女っぷりが上がる♬

ちなみに、フィッティングルームの壁紙もすごいです。

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル)

こんな大胆な柄のフィッティング。思わず鏡に映る自分を写真に収める(よね、これは)。

新宿ルミネ2 SNIDEL(スナイデル)

ちょっと台湾とかの店舗デザインを思わせるような柔らかなウッドのラック。

レーシーでちょっとレトロなデザインが映える。

こういうちょっとした店舗の内装の気遣いって、実は人々の深層心理に深く影響するのだった。

「このお店になってから30代のお客様が急増し、そしておかげ様で売り上げも110%から120%でアップしました。」

我々女子っていう生き物は、やっぱり新しい服に腕を通すと、気持ちがぐっと上がるもの。

新しい季節のスタートに買ったばかりのお洋服。

自分の好みのデザインを街で見つけた時、ぐっと心を掴まれるその感じは、恋にも似ている。

こんなうっとりとするような内装の店舗だと、気持ちはさらに高揚。それもこのシーズン限定のデザインなんて、ちょっとしたマボロシの店舗みたいだ。

そう、わたしたちは「機能」だけを求めているんじゃない。

いつもと「ちょっと違う自分」を見つけたい。

「ちょっとずつ進化していく自分」を見つめたい。

その出会いは、何気なくパラパラと雑誌をめくったり、ファッションサイトをブラウジングしたりする瞬間に起きたりも、する。

でも、セレンディピティ(一期一会)な出会いはフラッと街を歩いている時、このスナイデルのように、服、内装、スタッフの雰囲気、そんなものが三位一体集まって作られているその場の「気」から生まれるからこそ、お買い物をした後の高揚感が長続きするんだと思う。

このナチュラルでゴージャスでモダンで美しいお店、9月までしかここにないのかと思うと、寂しくもあり、はかなくもあり。。

やっぱりここにもう一回来て、もう一度お買い物をしよう、と心に誓った消費家クロシマだった。

ぐっと大人なスナイデル。

ゴールデンウィークも間近。ぜひ遊びにきて感じてみてください。

リアルなショッピングってたのしい♬

黒島美紀子 MKシンディケイツ代表

消費家・商業マーケティングコンサルタント
アパレル、セレクトショップ・百貨店を経て独立起業して早や10年余。数々のお買い物の実践と失敗を繰り返し、ファッション、ビューティ、グルメ、ライフスタイルの動向を消費者目線で考察。また、世界各地の商業スペースやブランドをチェック、消費活動を通じたマーケティングを行い、企業と消費者を結ぶ。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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