東海林美保さんってどんな人?
今回ご紹介する東海林(しょうじ)美保さんは、東京・赤羽の地酒専門店「三益酒店」の店主。二人の妹と共に店を切り盛りしている。
販売している地酒は、500種類以上にもおよび、全国から取り寄せた他では入手困難な地酒を求め、県外から訪れるファンも多い。
また、地酒の販売にとどまらず、地酒と一緒におつまみを楽しめるスペースも併設されており、月に1度開かれる酒蔵やすし屋との合同“角打ち”イベントでは、店に収まりきらないほどの多くの人で賑わっている。
––地酒専門店の店主になった理由は?
三姉妹の長女として赤羽で生まれ育った東海林さん。小さい頃から父が経営していた「三益酒店」に親しみ、大学生の頃には、酒蔵通いの生活を送る。
卒業後は両親の勧めで一般企業に就職。しかし、母の病気を機に25歳で実家の酒屋に戻ることを決意。
そして、全国各地の酒蔵から集めた地酒と、東海林さんのアイディアで始めた角打ちによって、三益酒店は地元以外でも知られる存在に。
東海林美保さんの「7つのルール」
さて、そんな東海林さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.酒蔵の人の顔と名前は全員覚える
東海林さんのポリシーは、ただ酒を勧めるだけでなく、造り手が一本の酒に込めた思いをくみ取り、お客さんに伝えていくということ。そのため、酒蔵の人の顔と名前は自然に覚えている。
■2.全ての酒にポップをつける
お客さんに酒の味わいを知ってもらうため、全ての酒にポップをつけるのが東海林さんのこだわり。“酒蔵の伝道師”という気持ちで酒屋をしている。
■3.店頭に並べる酒は二女に任せる
新規酒蔵の地酒を取り扱うかどうかを決める際、まずは三姉妹でテイスティングを行い、二女が最終的に判断する。在庫の管理を担当する二女が冷静に判断するという役割を担っている。
■4.取引先の飲食店には絶対食べに行く
取引先の飲食店には、必ず食べに行くのが東海林さんのルール。それぞれの飲食店にふさわしい酒を提案できるように注力。
■5.プライベートはレモンサワーを飲む
普段は日本酒のことで頭がいっぱいだけれど、プライベートではレモンサワーを飲むのが定番。仕事のことを忘れるために、仕事以外では一切日本酒は飲まない。
■6.三女のおつまみを毎日チェックする
角打ち営業で提供するおつまみをつくるのは、三女の仕事。ただし、酒に関しては勉強中なので、つくったおつまみが酒に合うかどうかの最終チェックは東海林さんが担当。
■7.酒のストーリーを売る
25歳にして酒屋の店主になった東海林さん。酒に精通したお客さんから信頼を得るのに苦労したことも。しかし、ただ酒を販売するのではなく、酒に秘められた1本1本のストーリーを売って行くことをポリシーに。そんな努力が実を結び、いまでは酒蔵からもお客さんからも絶大な信頼を寄せられている。
次回の「7ルール」の放送は、3月26日(火)よる11時00分~11時30分です。主人公は、地元・京都で愛されるパン屋「ニッタベーカリー」を3姉妹で営む、末っ子の新田里奈さん。
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