1:「夕飯はあなたのお金で買い物をして、自分で作ってください」
「普段はあまり家庭の話をしない同僚男子がいるんですが、彼がたまたまデスクに置いていたスマホ画面を見ちゃって、ビックリしました。
ちょうど夕方だったんですが、画面のポップアップに妻と思われる相手から『今日の夕飯を家で食べたいなら、あなたのお金で買い物してきて、自分で作ってください』と書かれていたんです…。その日はたまたま、喧嘩でもしているのかな? と思ったんですが、その後も何度か似たようなLINE画面を目撃しました。
3歳年上の奥さんで共働きだとは聞いていたけれど、夫にこんなキツいLINEをするんだ…と同情。かわいそう…!」(34歳女性/システム)
敬語で夕食にまつわる指示を出しているLINEを夫婦間でやりとり…となると、なんだか不可解な感じもしなくないし、確かに怖い! この男子は、年上の恐妻に日々、イビられちゃっているのでしょうか…。
2:「今日の夕食は中華屋に行くので、早く帰ってきなさい」
「この前、打ち合わせがのびちゃって普段より退社時刻が遅くなった日があったんですが、隣席に座っていた同僚男子のスマホ画面がたまたま目に入って、ギョッとしました。
奥さんからだと思うんですが『今日の夕飯は中華屋に行くので、早く帰ってきなさい』って、まるで母親みたいな口調のLINEで…。そのメッセージをポップアップで見た同僚男子が、小さくため息をついているのも見逃しませんでした。
彼の奥さんは、普段からあんな命令口調で夫にLINEしているのかなと思ったら、なんだか不憫に感じちゃいました…」(31歳女性/IT)
「〜しなさい」など、夫に命令口調でLINEを送るとなれば、恐妻認定されても仕方ない! こんなLINEが頻繁に届けば、ため息もつきたくなりますよね…。
3:「義母に会うなら、私は行きませんので」
「親が上京するにあたり、嬉しそうに観光計画を話していた同僚男子がいて、その話の直後に、デスクに置きっぱなしにしていたスマホが鳴ったんです。隣席なのでなにげなく見たら、ポップアップで妻らしき人から『義母に会うなら、私は行きませんので』って、意味深なLINEが…。
ついさっきまで、親の上京での観光計画を嬉しそうに話していた同僚男子の顔が頭に浮かび、それなのに奥さんはこんな言い方するんだ…と思ったら、なんだか私まで悲しい気持ちになっちゃいました…。こんな怖い奥さんはイヤだ!」(32歳女性/映像)
人知れず、嫁姑問題を抱えているパターンかもしれないけれど、あからさまに妻が義母を避けている様子のLINEを見ちゃえば、同情したくなるのも心理。うーん、根深い問題がありそうで、確かに怖い…。
同僚男子に妻から怖いLINEが届いていれば「この人の奥さんは、恐妻!?」と感じてしまうもの。恐妻からのLINEは敬語が多いようだけれど、そこがまた怖さを増長させているのかも…。
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。