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BEAUTY

2023.03.17

内科医が回答【虫刺され】で水ぶくれみたいになったときの対処法は?

春から秋の薄着や半袖の季節、虫刺されは完全には避けられない皮膚トラブルの一つです。水ぶくれのようになった虫刺されに、一体どう対処したらいいのか?を、内科医・成田亜希子先生監修のもと、詳しく解説します。

虫刺されは、どのような虫に刺されたかによって症状は異なりますが、多くは痛みやかゆみを伴う発疹が現れます。

数日で自然に治ることがほとんどですが、中には虫刺されによってウイルスや細菌などの病原体に感染し、発熱・倦怠感などの全身症状が見られるケースも少なくありません。

また、発疹がいつまでも治らずに水ぶくれのように腫れあがることも。

ここでは、水ぶくれのようになった虫刺されへの対処法を詳しく解説します。

【虫刺されが水ぶくれみたいに】大人はどう対処したらいい?

大人の場合は、虫刺されに気付いたとしてもよほど強いかゆみや痛みなどがない場合は、自然と良くなるのを待つ人がほとんどでしょう。

しかし、虫刺されの中には徐々に発疹が大きくなって水ぶくれになってしまう場合もあります。

このような場合には、水ぶくれはなるべく潰さないよう注意し、患部を清潔に保って柔らかいガーゼなどで覆っておくとよいでしょう。

また、かゆみを伴う場合は、市販のかゆみ止めなどを利用してかゆみを抑え、なるべく掻きむしらないようにすることが大切です。

虫刺され 掻きむしらない
(c)Shutterstock.com

爪で掻きむしることによって水ぶくれが潰れ、その部位に細菌感染を引き起こしてしまう可能性もありますので、注意が必要です。

万が一水ぶくれが潰れてしまった場合には、患部を流水で洗浄して清潔にし、絆創膏などを貼って刺激が加わりにくいようにするのもポイントです。

また、絆創膏など患部を密閉するものは長時間貼ったままにしておくと、かえって症状が悪化する場合があります。半日に一度くらいは新しいものと交換しましょう。

このような対処を行っても水ぶくれが改善しなかったり、水ぶくれが潰れた痕が炎症を起こしているような場合には、皮膚科を受診する必要があります。

軽く考えずに早めに治療を受けるようにしましょう。

【虫刺されが水ぶくれみたいに】薬は何を選べばいい?

虫刺されによる水ぶくれができた場合、症状がひどい場合や長引く場合は皮膚科での治療が勧められます。一方、軽度な場合には市販薬を使用しながら様子を見る人がほとんどでしょう。

虫刺されに効果がある市販薬には様々な種類のものがありますが、多くはステロイド抗ヒスタミン剤抗生剤が含まれています。

薬
(c)Shutterstock.com

ステロイドには炎症を鎮める作用があり、赤く腫れあがったものや痛みを伴うものに有用です。ただし、細菌感染が生じている場合にはステロイドを使用することでかえって症状が悪化することがありますので、注意が必要です。

一方、抗ヒスタミン剤はかゆみを抑える作用があり、抗生剤には細菌を退治する作用があります。それぞれ、かゆみがあるものや膿が出るなど細菌感染による化膿が疑われるものに有用です。

また、最近では皮膚の傷に貼ることで治りを早くする効果が謳われる「キズパワーパット」が広く普及し、水ぶくれに使用する人もいます。

しかし、水ぶくれには強く密着するタイプのものは向いていません。剥がすときに水ぶくれを潰してしまう可能性もありますので使用は控えましょう。

【虫刺されが水ぶくれみたいに】痛みがひどいときは、どうしたら?

虫刺されの水ぶくれは皮膚の炎症によって引き起こされていることがあり、強い痛みを伴うことも少なくありません。また、細菌やウイルスの感染が生じている可能性もあります。

このため、安易にステロイド入りの市販薬などを使用するのは非常に危険です。

強い痛みがある場合は、なるべく早めに皮膚科を受診して、検査・治療を受けるようにしましょう。

診察
(c)Shutterstock.com

痛みが強いと無意識の内に患部に触れて水ぶくれを潰してしまうこともあるので、大きめの絆創膏などで保護しておくとよいでしょう。

病院へ行くまでのセルフケア

患部を氷枕や濡れタオルなどで冷やすことがおススメです。冷やすことで炎症を抑え、痛みを軽減できる可能性があります。

また、入浴はシャワー浴のみにし、なるべく身体を温めないことがポイントです。アルコール摂取なども痛みを助長することがありますので、控えた方が無難です。

一方、水ぶくれから膿が出ているような場合には、細菌感染による場合が多いので、なるべく患部に触れないように洗浄し、清潔なガーゼなどで覆うとよいでしょう。

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成田亜希子先生

一般内科医。プライベートでは二児の母。
保健所勤務経験もあり、医療行政や母子保健、感染症に詳しい。
国立医療科学院などでの研修も積む。
日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会所属。


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