【鎌倉へ器を探しに】日帰り旅
この企画を機に「器ライフを充実させる」と決意した編集・佐々木。「器はその土地の個性が出るので、旅先で探すと楽しい」という話を聞き、週末に器探しの旅へ! まずは「こだわりの器屋さんが集まっている」との情報を掴んだ鎌倉へ。
小町通りを歩いていると、ギャラリーを発見し、いざ入店。旅先だと知らない店にも気軽に入れるので、ぶらぶらと見て回る。観光スポットごとに器のお店が点在しているので、器探しと観光を同時に楽しめて得した気分!
【moln】(モルン)
住所:神奈川県鎌倉市御成町13-32 2F
TEL:0467・38・6336
営業時間:11:00~18:00
定休日:月・火
オーナーが国内外で買いつけたヨーロッパのアンティーク食器や、クラフト作品がそろうセレクトショップ。商品は買いつけやイベントごとにガラリと入れ替わり「月に2回来ても新たな発見がありますよ」とオーナー。一点ものも多く、一期一会の器を探すのも旅の醍醐味。
【右】フランス産 アンティークのカフェオレボウル ¥6,000
【左】ゴールドのドットがかわいい。中囿(なかその)義光 フリーカップ ¥3,800
「いっちん」という手描きの技法を用い、丹念に仕上げた一枚。大滝智子 深皿 ¥4,500
【うつわ祥見 KAMAKURA】(しょうけん)
住所:神奈川県鎌倉市小町1-6-13 コトブキハウス2F
TEL:0467・23・1395
営業時間:12:00~18:00
定休日:火
小町通り沿いに建つ、器の目利きとして知られるオーナーの祥見知生(しょうけん ともお) さんが営む店。紹介している作家作品は、どれも端正で表情豊か。店内にはじっくり器と向き合えるようソファが置かれ、中には2時間かけて選ぶ人もいるそう。器上手の三原さんもお気に入りの一軒。
一本ずつ線を入れていく鎬(しのぎ)の技法を使った碗。阿南維也(あなんこれや)白磁鎬めし碗 ¥3,500
粗い質感が素朴で力強い。荒川真吾 灰釉7寸皿 ¥4,300
マットな質感で使うほどに味が出る。寒川義雄 白磁焼締オーバル皿 ¥10,000
【GM】(ジーエムツー)
2007年に北鎌倉でオープン。「洗練と温かみ」をコンセプトに、手づくりにこだわった器や雑貨、アクセサリーなどが並ぶ。器は作家作品が入れ替わりで並んでおり、企画展も随時開催。周辺には円覚寺や穴場のカフェなども多く、鎌倉から足を延ばして訪れる価値あり。
【上】シンプルなフォルムと、和食器ならではの温かみが融和。こいずみみゆき リム皿 ¥3,800
【下右】やわらかな気泡が美しい。伊藤亜木 ガラス小鉢 ¥2,200
【下左】ほんのりピンクが食卓に映える。菅すが谷や 太たか良よし 縞ドラ鉢¥1,900
Oggi2月号「『働く30歳からは日々のごはんから『いい器』」より
撮影/山下千絵 デザイン/スズキのデザイン 構成/酒井亜希子・佐々木 恵(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部