彼氏が欲しい! 結婚したい! と、日夜悶えるアラサー女性に贈る恋愛指南
注:モテる男やダメ男とうまく付き合っていく方法を恋愛アクティビストである筆者がえぐる連載。はなからモテようと思っていない男子(あんまりいないけど)を落としたい女性には役立たないアドバイスなのでご容赦ください。
モテる浮気男子も、女子にたかるダメ男もいるけれど、男性という存在は、女子には必要な愛すべきもの。だからこそ私たちは良きパートナーとなる男性をうまく見分け、幸せをつかまねばならないのです!
事件のときこそあなたの器も彼の器も試される!
深夜にポロンと携帯電話の音が鳴った。それは彼からのいつものLINE。寝るねコールかな。
もう2年付き合っているから日々のルーティンはなんとなく決まっている。何気に画面を開いて、「え?」思わず固まった。
「えみり、また早く会おうね♡」
そこには自分と違う名前が書かれていた。間違いライン? 今日は仕事の人と打ち合わせご飯だと聞いていたけれど、このえみりという女子と会っていたのか? っていうか絶対そうだよね。
これ、あなたならどう対処する?
1.「ちょっと、これどういうこと」と直球で怒るバージョン
2.「なんか違う人へのLINE間違えてるよ」と冷静に返してアセらせる作戦
3.「?」だけ送って様子見
4.「えみりって誰?」いきなりいちばん気になるところのみを攻めてみる
5. 既読スルー
多分、彼はどうしたってまずは言い訳を考えるはず。
「昔の同級生に偶然会っちゃって懐かしくてLINEしちゃったんだ」とか、「付き合いで行ったお店の子だよ」、「友達の前の彼女なんだけど、偶然会った後に相談があるって連絡が来たからさ、一応社交辞令で返事したんだ」あたりがよくある言い訳かな。
でも、この女子を呼び捨てにしている感じといい、ハートマークといい、また早く会おうねの積極的な文言が気になる。彼は相当この子を気に入っているのか。どういう関係なんだろ。
返信の正解は、相手との関係、相手の性格によって変わる
■もし、いまふたりがラブラブで、これが初めて、なぐらい、この手の浮気事件がレアな状況なら、1、2、4あたりでストレートに攻め込んでみる。
彼女を怒らせたら大変だと彼に植え付ける良いチャンス。しっかりと反省させるのが次なる浮気の抑止力になる。だから、気持ちのままにがっちり怒っていいパターン。
■一方、もし彼が浮気性で、こういうことが1度や2度ではなく、しかもふたりがややマンネリしている関係なら、上記とはかなり異なる状況。
ここで直球の怒りをあらわにすれば、彼はあなたをやや面倒に思うかも。このえみりという新しい女子へ、気持ちが一気に向かってしまうこともありうる。だとすれば、オトナの対応が必要なので2、3あたりが妥当。
まずは言い訳をさせてあげる余裕を持つこと。その上で、突っ込めるところは上手にツッコミ、ピリッと軽めに怒りを示しつつ大ごとにしないことで彼へ貸しを作る。
彼は、ラッキーだったな、こいつちょろいな、とあなたをあなどる可能性もあるけれど、こういう浮気オトコの場合は、このぐらい器の大きなオンナにならざるを得ない。貸しを作り、何かフォローさせるぐらいで良しとする方が得策。泳がせておいて、今後の行動次第でまた考えよう。
さて上記の2パターンは、あなたが彼をものすごく好きなパターン。
いわゆる「惚れたもの負け」ってやつです。なんとか上手に今後の浮気を回避できるよう考えて行動するしかない。ちょっと悔しいけれどね…。
■もし、彼をそこまで好きじゃないし、こんな間違いLINEでイライラさせられるぐらいなら別れてもいいけど! と思うなら、心の赴くまま何を言ってもよし。
こういうことされると、あなたへの気持ちが冷める、ということを彼にわからせてやればいい。
ま、とにかく彼がどんな言い訳をしても、彼にわかってもらいたいのは、
「どんな相手か知らないけれど、私が嫌な気持ちになるような間違いをすること自体、反省してもらいたい」ということ。このミス自体が失礼だということを、うまく重たくなりすぎずに伝えて。そしてミスはミスと自覚させ、しっかりあやまってもらい、フォローしてもらいましょうね。ここで逆ギレするような器の小さなオトコなら、もはや用無しかも!
それから大事なのは、彼が悪いからといって調子に乗って、いつまでもしつこく彼を攻めないこと。
発覚時は対処するけどしつこくない。これがいい女ポイント。
こういうときに、どちらもホントの器が出るんだなー。これでうまくいかなくなるなら、もう仕方ない! 縁がなかったと思いましょうね。
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恋愛アクティビスト ミキ オナリ Miki Onali
数多くの女性誌やwebでライターとしてファッションやカルチャーの記事を手がけるかたわら、これまで200人以上の悩めるアラサー女子にアドバイスをしてきた恋の伝道師。自身は、恋愛、結婚、離婚、再婚をすべて経験してきた40代。アラサー世代の姉御的存在として、日々恋愛相談にのっている。
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