岡野道子さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、建築家の岡野さん。東京理科大学建築学科、同大学大学院・東京大学大学院を卒業。
その後、世界的建築家、伊東豊雄氏の建築設計事務所に就職。公共建築を中心に経験を積んでいたなか、ある転機が…。
それが、2011年に発生した東日本大震災。
震災直後に被災地に行った際、「建築は『作っていくもの』と思っていたが、『人を傷つけるもの』にもなり得る」と痛感。そして、被災地のプロジェクトに積極的に参加することに。
その後、2016年、自らの建築事務所を設立。現在は、被災地のまちづくりをはじめ、幅広い活動に従事しています。
岡野道子さんの「7つのルール」
さて、そんな岡野さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.スケッチに住人を描く
岡野さんは、案件に取り掛かる際、イメージを膨らませるために必ずスケッチを描くのがマイルール。その際、想いを伝えるために住人を描くようにしている。
■2.建てて終わりにしない
被災地の集会所の設計に参加した岡野さん。いまでも忙しい合間を縫って定期的に訪れ、苦労を共有した仲間と顔を合わせるようにしている。
■3.建築は天井を見る
自他ともに認める建築オタクの岡野さんが建築を見るときのポイントは、天井を見ること。空の変化や光の変化を感じられるのだそう。
■4.柱や梁を「この子」と呼ぶ
柱や梁を「この子」と呼ぶ岡野さん。建築に愛着をもって接している様子が窺えますよね!
■5.仕事の愚痴は言わない
岡野さんは、仕事に関する愚痴は言わないのがポリシー。「解決しないことを話しても仕方ない」という考えから。
■6.建築は身体で学ぶ
都内の大学で建築学科の学生に教えている岡野さん。被災地で「みんなの家」の設計を担当して以来、学生とともに被災地に訪れ、建築を通した支援に携わっている。
■7.作品より居場所を作る
岡野さんが建築家として大切にしていること、それは、そこに住む人が気持ち良く暮らせるような場所をつくること。居心地が良いのが良い建築だと考えている。
次回の「7ルール」の放送は、2月5日(火)よる11時00分~11時30分です。主人公は、三重県伊勢にある「ぎょうざの美鈴」代表・奥村美佐さん。
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