インフル予防には、20分置きの「緑茶飲用」がオススメ!
風邪予防の基本といえば、手洗い・うがい。しかし、インフルエンザウイルスの感染はウイルスが粘膜に接触してから数十分以内に完成するともいわれています。
喉の乾燥を防ぎ、粘膜上から異物を排除する繊毛の働きを高めるという点ではうがいは良いですが、外出中や仕事中などに、数分おきにうがいをするというのは現実的ではありません。
また、インフルエンザウイルスの表面は、「スパイク」と呼ばれる突起状のたんぱく質で覆われています。そこで、喉の粘膜を潤し、ウイルスを侵入前に洗い流すのであれば、うがいよりも水分の摂取が効果的。
そんななか、伊藤園と静岡県立大学薬学部による共同研究にて、「緑茶を飲む」ことでも予防効果が期待できることが明らかに。「新型インフルエンザ」の感染抑制にも効果があることも確認。
緑茶に含まれるポリフェノールの一種であるカテキンはウイルスの細胞への吸着や細胞内での増殖を阻害することが報告されています。また、緑茶に含まれるアミノ酸の一種であるテアニンには、免疫力を高める効果も。
胃に入れば感染は生じないため、お茶のペットボトルを持参して、20分おきに少量を飲むことが有効です。
また、茶葉を丸ごと摂取できる抹茶は、カリウム、カルシウム、鉄分、マグネシウム、リン、亜鉛、ビタミンB1、B6、Cなどの健康維持に役立つ栄養素が特に豊富なので特におすすめです。
管理栄養士直伝! いま大人気の「サバ缶」×緑茶メニュー
管理栄養士の浅尾貴子さんによると、食事でインフルエンザを予防するためには、以下のポイントが大切。
<食事でのインフルエンザ対策ポイント>
1.十分な水分補給を行う
2.体温を下げない(温かい料理・糖質などで体温保持)
3.たんぱく質を十分にとる(免疫力をキープ)
4.発酵食品を積極的にとる(腸内環境を強化する)
5.魚を食べる(DHAなどのn-3系高度不飽和脂肪酸の補給。体内で変換されてできるプロテクチ
ンD1(PD1)という脂質メディエーターが、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する効果が期待できます。さらにビタミンDを補うことで、感染症の罹患率が上がることもわかっています。
6.緑茶を活用する(カテキンとテアニンのインフルエンザ予防機能)
<緑茶ごはんとサバの和風ドライカレー>
【材料2人分】
(緑茶ごはん)
・緑茶葉(細かく刻む、またはお〜いお茶緑茶ティーバックの中身を使用する)…4ℊ分
・温かいごはん…300g分
・粉末昆布茶…小さじ1
(炒め具)
・サラダオイル…大さじ1
・たまねぎ…50g
・しょうが(みじんぎり)…大さじ1
・にんにく(みじんぎり)…小さじ1
・カレー粉…大さじ1+1/2
・さば水煮缶…200g(1缶)
(煮込み用)
・干し椎茸(緑茶で戻しておき、みじん切りにする)…2枚分
・伊藤園濃い茶お〜いお茶…150cc分
・めんつゆ(希釈タイプ)…大さじ2
・トマトケチャップ…大さじ2
・茹で野菜やパクチー(お好みで)
【作り方】
1.小鍋にサラダ油を熱し、炒め具の材料を入れて香りが出るまで炒める。
2.サバ水煮缶を缶汁ごと加え、煮込み用材料を入れ、蓋をして5分ほど煮込む。
3.緑茶ごはんの材料を混ぜ合わせて皿に盛り付け、ドライカレーをかけて、お好みで茹で野菜やパクチーを飾る。
情報提供元/お〜いお茶PR事務局
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