苦手な上司から“いやらしいお誘い”をされると、どう返答したらいいのか地味に悩むものです。
「いい加減にしてください!」などと素直に伝えて、職場での雰囲気が悪くなったり意地悪されたりするのは、避けたいですよね。
女性からすれば“いやらしいお誘い”は立派なセクハラですが、当の上司はそんなつもりがなかったりするから、厄介。
1.具合が優れないことにする
「今夜、ふたりで食事でもどう?」「来週、ふたりで飲みに行かない?」などのいやらしいお誘いには、“体調”を言い訳にすると角が立ちません。
「すみません。このところ、ちょっと体調が優れなくて外食を控えているんです……」と、申し訳なさそうに伝えれば、それ以上のことを言ってくる男性は少ないもの。
ここで「そうかー。じゃあ体調が良くなるものを食べに行こうか?」などとまだ食い下がってくる上司なら「呆れた目×ギョッとした顔」で対処を。なにかを言葉で伝えるより、“目は口ほどに物を言う”で切り抜けましょう!
2.彼氏(または夫)が激怒することにする
何度「体調がイマイチ」と断っても、何ヶ月にも渡ってしつこく「どう?」と誘ってくる上司には、それなりの言い訳をしなければお誘いが止まることはありません。
本来、仕事にプライベートは持ち込みたくないものですが、相手が“プライベートなお誘い”をしてくるなら、こちらも“プライベートな言い訳”で華麗に切り抜けるのも手。
「お誘いありがたいのですが、彼氏(または主人)が異性とふたりきりで食事に行くと、激怒するんです。彼は嫉妬深いから、おそらく会社に乗り込んでくると思います……すみません」くらい大げさな断りかたも有効。
いやらしいお誘いをしてくる上司でも、会社でトラブルは起こしたくないでしょうから「それは困るな」とすんなり納得してくれたりするものなのです。
「嫉妬深い」キャラにされる彼氏にはちょっと申し訳ないのですが、上司には効きます!
3.妻の話題を出す
いやらしいお誘いをしてくる上司の多くは、既婚者ではありませんか? 妻がいる身で、職場の女性を誘うなんて、どこまでいやらしいのでしょうか。
この手の上司から食事に誘われた場面では「奥様はご存じなのでしょうか?」「素敵な奥様がいらっしゃると聞きました」「食事に行って誤解が生じては困るので、奥様にご挨拶してからなら……」などと、ちょっと“面倒くさい女”になりきるのも有効です。
職場の女性にちょっかいを出す上司の多くは、本気の恋愛をしたいというよりもアバンチュールを楽しみたいタイプが多いので、“妻”という現実を突きつけられた時点でシュンと萎える人も少なくないのです。
ただの上司としか思っていない男性から、いやらしいお誘いをされるのは困ってしまいますよね。華麗にお断りして、トラブルに発展しないようコントロールしていきましょう。
もちろん本来、セクハラは許されることではありませんので、対処に困るときは社内外の然るべきところに相談しましょう。
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。