海外に住むと、日本との文化の違いに困ったりすることも多々ある反面、いい事もあります。
■残業が殆どない!
「日本での会社員時代は、自分の業務が終わっても、上司や先輩が帰るまではオフィスに残っていないと気まずい雰囲気がありましたが、こちらに来てからは「自分の仕事が終わっていれば帰る」という雰囲気なので、残業が殆どなくなりました。
日本の番組などで、ゆとり世代? 悟り世代? の方が残業をしないというお話を目にしますが、自分業務や部署としての仕事が完了していればいいのでは? と思います。
また、そういった日本の社風に疲れた人は思いきって海外に出てみてもいいのでは? と思います。勿論、業務がきちんと終わっていること、仕事の成果を残せることは前提ですけど…」(北米・Eさん)
■仕事仲間との距離が近い
「東南アジアに住み働くようになりってから、1人暮らしということもあり、自炊を全くしていなかったんです。
会社のお昼時間はいつも外食やデリバリーを頼んでいたのですが、それを見ていた現地のスタッフがある日から何人かで毎日私の分もお昼を作ってくれるようになったんです。
色んな現地の家庭料理も知ることができたし、何より健康になりました。
お金を渡した方がいいのかな? と思い、私の分を払うと申し出たのですが、家族のも作るついでだからいらないと…なので、週に2、3回はコーヒーなどをご馳走するようになりました。
仕事後も色々なところへ連れてってくれたり、困った時には通訳もしてくれたり、言葉も教えてくれたり…ただの仕事仲間よりも近い存在で、色々助けてもらっています。
そういうのが嫌な方もいるかも知れませんが、私は現地をよりよく知れて、この国へ来てよかったなと感じています」(東南アジア・Mさん)
■近場の国へリフレッシュに行きやすい
「元々旅行好きで海外に住み始めた私。こちらは長期休暇を取りやすいということもあり、休暇の際は近隣の国へ気軽に行けます。
陸路も空路もあるので、弾丸旅行も可能なんです。かなりリフレッシュになります」(ヨーロッパ・Yさん)
■日本の事をより勉強するようになった、好きになったなど
「外国人スタッフと働いていると歴史でも文化でも日本について様々なことを聞かれるので、日本にいた頃よりも勉強するようになった」(東南アジア・Fさん)
「一時帰国する度に、日本のサービスや食事に感動する。トイレも綺麗だし、皆きちんと列に並ぶし…普通だと思っていたことが普通ではないことに気付けた」(東南アジア・Iさん)
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初出:しごとなでしこ
ストウ
保険会社法人営業約3年勤務。事務職への転職を機にライターに転身。
現在は、保険をはじめさまざまなジャンルについて、ウェブや雑誌など各種メディアに寄稿している。