大森寛子さんってどんな人?
25歳で単身ニューヨークに渡った大森さんは、ファッションショー、雑誌などでヘアスタイリストを務め、2008年にはロサンゼルスで開催されたヘアコンテストで優勝を受賞。
その後、カット料金だけでおよそ12万円という超高級ヘアサロン「ジュリアン・ファレル」に入社。錦織圭選手をはじめ、スポーツ界のトッププレーヤーやセレブたちから厚い信頼を寄せられ、2014年にはニューヨークを代表する名門美容室で売上トップに。
現在は、福岡を拠点に、東京・ニューヨークを渡り歩くフリーランスのヘアスタイリストとして活躍中。
ー美容師になったきかっけとは?
福岡県生まれで、小さい頃からおしゃれをすることが好きだった大森さん。
地元の私立高校に進学するも、厳しい校則に苦痛を感じる日々。そんな矢先、髪を染めに行った美容室で出会ったスタイリストの自由な仕事のスタイルに影響を受け、一念発起。高校を中退して専門学校に進学、美容師の道を志すことに。
そして、卒業後はアルバイトで貯めた資金を元手に渡米。慣れない英語が壁となり、イジメや突然のクビなど苦しい経験をするも、「自ら信じた道」を貫いた結果、現在では国内外からオファーが殺到するヘアスタイリストに。
大森寛子さんの「7つのルール」
さて、そんな大森さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.カットするときお客さんに立ってもらう
大森さんがカットをするときに必ずすることが、お客さんに立ってもらうこと。お客さんの体型や姿勢を考慮してカットのバランスを決める。
■2.パーマはかけない
大森さんのこだわりは、なんとパーマをかけないこと。髪質やボリューム、毛の流れなどその人が本来もつ良さを活かしたヘアスタイルを提案。
■3.カラーリングの前にカラー診断をする
大森さんがカラーリングの前にすること、それは、生まれもった肌の色素に似合う色を見極めるカラー診断を行うこと。お客さんのパーソナルカラーに合わせてカラーリング剤を配合し、顔色が良く見えるように調整。
■4.誰よりも速く歩く
美容専門学校での講演会や美容専門誌の記事執筆、ラジオ出演など、さまざまな仕事を抱える大森さん。時間を無駄にしないように移動中は早歩きが鉄則。
■5.良いことがあったら先祖に報告する
なにか良いことがあったときはお墓参りをするという大森さん。生きているのは先祖のおかげなので、感謝の想いを込めて報告している。
■6.自分の髪は毎回違う店でカットする
自分の髪は自分のお店で切らないのが大森さんのポリシー。常にスキルアップしたいので、毎回違うお店に行き勉強している。
■7.お客さんのことを根堀り葉堀り聞く
お客さんの日常生活について根掘り葉掘り聞くのが大森さんのスタイル。ヘアスタイルは美しいだけでなく日々気持ちよく生活できるのが大切だという考えから。
「メイクをとっても服を脱いでも残るのは髪の毛。ヘアスタイルは、何よりも大切なその人のベストアクセサリー」という言葉が胸に響きました! こんな女性にスタイリングしてもらいたい…♡
次回の「7ルール」の放送は、11月27日(火)よる11時~11時30分です。主人公は、過疎の村で奮闘する栗農家の齋藤瑠璃子さん。
しごとなでしこでは、番組を振り返り、仕事をする女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしてみてください♡
初出:しごとなでしこ
ヘアスタイリスト 大森寛子
1981年福岡県生まれの37歳。高校を中退して美容専門学校に入学。25歳で単身ニューヨークに渡り、2010年「ジュリアン・ファレル」に入社。結婚、出産を経て、約10年間のニューヨークでの生活に区切りをつけ、帰国。現在は福岡を拠点に東京、ニューヨークを往復しながらフリーランスのヘアスタイリストとして活躍している。