日焼けに気づいた直後から「回復ケア」を行おう
日焼け直後の真っ赤になった肌は、軽い火傷のような状態に陥っています。日焼けをしたことに気づいたら、回復ケアを行うことが大切!
✔︎ヒリヒリするほてり期は、冷やして肌を鎮静させることが大切
赤み、ほてり、痛みなどが出ているときは、氷や保冷剤(ない場合は冷えたペットボトルなど)をタオルにくるみ、肌に当ててクールダウンをさせましょう。「水ぶくれ」「発疹」ができている場合は、即クリニックへ。
入浴方法は、温めないで冷やしたほうがいいので、湯船につからず、シャワーがベター。ぬるめの温度に設定し、水圧も弱めに。体を洗うときも擦らないように。たっぷりの泡を手にとって、サッとなでる程度にしましょう。
✔︎カサカサの敏感期は、刺激レス保湿で水分補給を
乾燥、くすみ、かさつきなどの症状が出ていて、ほてりやヒリつきが始まったら、顔・体ともにしっかり保湿を。とはいえ、まだ肌は敏感な状態のため低刺激の化粧水や抗炎症成分が配合された化粧水をセレクト。肌のバリア機能を高めて保湿するセラミド化粧品もおすすめです。美白ケアは肌が落ち着いてから始めましょう。
海やレジャーにいるときはどうしたらいい?
まずは、日焼け止めや汗などの汚れを洗い流すことから始めましょう。その際に肌を直接擦らないようボディソープの泡でやさしく洗ってください。
浜辺やプールサイドにいる場合は、紫外線を避けるためにも日陰に移動して、氷や保冷剤(無い場合は冷えたペットボトルなど)をタオルにくるみ、肌に当ててクールダウンを。日焼けが全身に及ぶ場合は、冷たいシャワーを何度か浴びましょう。
真っ赤になった肌をみると「どうしよう…」と焦ってしまいますよね。そんなときは、氷や保冷剤を使ってクールダウンをさせたり、外にいるなら日陰に移動したりしながら回復ケアを行いましょう。
初出:しごとなでしこ
教えてくれたのは 山屋雅美 医師
美容皮膚科タカミクリニック シミ外来、美肌育成外来勤務。シミ、しわ、たるみなど、エイジング治療のプロフェッショナル。高い技術による施術が人気。日本皮膚科学会、日本抗加齢医学会、日本小児皮膚科学会、日本美容皮膚科学会所属。サーマクール認定医、マドンナリフト認定医。
【学歴・経歴】
2004年 埼玉医科大学卒業 東邦大学医療センター大橋病院皮膚科 勤務
2006年 三井記念病院皮膚科 勤務
2009年 東邦大学医療センター大橋病院皮膚科 勤務
2011年 タカミクリニック 勤務