【冷え対策】ちょっとした不調に効く「自然ぐすり」
熱を生み出す筋肉が少なく脂肪の多い女性の体は、熱量が作りにくく冷えやすいと言われます。また、ホルモンバランスが乱れやすいため自律神経を正確にコントロールできず、それが血行不良を引き起こすことも。
そこで、“植物の力を取り入れて健康的に女性らしく生きる”ライフスタイルを提案している『からだとこころの不調をととのえる初めてのフィトテラピーノート 自然ぐすり生活』(南上夕佳著/ワニブックス)から、冷えによいといわれる植物や精油をご紹介します。
■1:ヴァンルージュ(赤ぶどうの葉)
とくに下半身の冷えに。抗酸化作用やアンチエイジング効果のあるポリフェノールの量は、赤ワインと比べ約300倍といわれています。葉を乾燥させたものが自然食品店やネットで買えるので、ハーブティーにして取り入れてみるといいでしょう。
■2:しょうが
生ではなく、加熱または乾燥させることで、ショウガオールという成分が発生。それが血流をスムーズにしてくれるといわれています。ですので料理に使う場合は加熱調理がおすすめです。しょうが粉など乾燥させてパウダーにしたものならより手軽に使えます。
■3:マジョラムの精油
手と足先など、末端が冷える人は試してみて! キャリアオイルや手持ちのクリームに1~2滴垂らして、手、足先のほかにもお腹・骨盤・仙骨のあたりに塗るのがおすすめ。
■4:ローズマリーの精油
血行促進効果や加温作用があるといわれています。 生理中のお腹の冷えにもおすすめですが、妊娠中や授乳中は避けたい精油。使い方はマジョラムを参考に。
■5:柚子やオレンジの精油
皮に含まれるリモネンはからだを温めるといわれる成分。使い方はマジョラムを参考に。
書籍『からだとこころの不調をととのえる初めてのフィトテラピーノート 自然ぐすり生活』には、ハーブティーやサプリメント、精油など、植物を使った“おばあちゃんの知恵袋”的な伝統療法を上手に取り入れる様々な方法が紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
初出:しごとなでしこ
教えてくれたのは…南上夕佳さん
植物療法士/ルボア フィトテラピースクール 副代表/INTIME ORGANIQUE by lebois インストラクター。ホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法専門校「ルボアフィトテラピースクール」にてAMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定資格を取得。日本における植物療法の第一人者森田敦子に師事。自身の体験を活かし女性のライフステージに合わせた健やかな美しさと幸せをテーマに、老舗百貨店やレストラン、企業で数々のセミナーやカウンセリングを行う。最新著書『からだとこころの不調をととのえる初めてのフィトテラピーノート 自然ぐすり生活』が好評発売中。