女の子はみんな大きなクローゼットを夢見るもの
女の子だったら小さい頃に絶対だれでも一度は憧れた職業とは…!?
ナース? 最近だったらユーチューバー!? いやいや違います。…それは、お姫さま。
そりゃもちろんなりたい職業は様々だ。パティシエールになりたい人もいるだろうし、女優になりたい人もいるだろう。
でも全ての女性がなりたかった職業は間違いなく、お姫さまなんじゃないかと思う。大広間に舞踏会。広いドレッシングルームやシルク貼りのスツールにふかふかの絨毯。そして大きなクローゼットに溢れるドレスの山。
それを見つめながら、私はため息とともにこう呟く。
「やれやれ、どれもこれももう1回はパーティで着ている服だらけ。もう飽きちゃったわ。新しいドレスをあと10着くらいまた作らなきゃ」
なりたい職業がナースでも、女優でも、パティシエールでも、お姫さまのような生活ができるとあればみんな大喜びだろう(ま、ついでにお姫さまダッコをしてくれる王子様がいてくれたら、なお嬉しい)。
そして、数10年後。ほとんどの女性は、お姫さまでも、女優でもない、普通のワーカーに落ち着く。夢は心の底に消えぬまま…(やれやれ)。
ですが、そんな夢をもう一度現実にしてくれる大きなクローゼットが有楽町にできたのです。
有楽町マルイに誕生したレンタルドレス専門店『DRENi』
エスカレーターを昇るとすぐに目に入る、広いエントランス、と高い天井。
全てスカラップ状に丸くカットされた壁。まるで西洋のお屋敷のよう。
豪華な円柱を囲むようなドレープたっぷりのカーテンがさらに心をくすぐる。
子供の頃に夢みていた「お城の中の私の部屋」はまさにこんな感じだったに違いない。
ここは、有楽町マルイ2階に誕生した『DRENi』。
華やかなカラーや大胆な柄のドレスも盛りだくさん。結婚式のパーティで花嫁の「白」を引き立てながら場を豪華に盛り上げるのはこう言ったドレス。
元来「黒」はパーティの席では避けたいけれど、自分が礼装を買うとなると実際黒が多くなるのも事実。でもここではレースや刺繍、花柄とパッと明るい「黒」が揃う。
お嬢さまを演出したい時はオードリーヘップバーン並みの張り感のあるタフタやグログラン素材。鈍い光沢が出るので、赤やピンクと言った色も際立ちすぎず。とてもグッド。
「また、そりゃ、ドレスがたくさんあるって言っても高い服がならんでいるだけじゃん、結局」というツッコミがすぐさま聞こえてきそうだ。
だが、ちがーう! ここは、ドレスが約¥13000〜約¥20000中心で楽しめるのだ。
そう、DRENiはレンタルのお店。
【レンタル価格】(3泊4日)
✔︎ドレス ¥12,960〜
✔︎はおり ¥3,240〜
✔︎バッグ ¥2,160〜
✔︎ネックレス ¥2,160〜
✔︎イヤリング ¥1,080〜
※すべて税込
洋服ってレンタルする時は結構イーコマースで対応することが多いけれど、「あれ!? 思っていたのと違う!」ってなること結構多くないですか? 素材がスケスケで、下着が見えてしまったとか、思っていた色と違ったなんていう失敗例も多いもの。その点、DRENiでは実際に来店して着用して決められるので絶対安心。そして、レンタルなので、自分が持っていないものや買うとなると手が出ないものなどにも挑戦できるというわけ。
普段はパーティでも壁の花になりがちな、かわいそうな自信のないシンデレラさんを(そう普段の我々だ)、スタッフの絶妙なアドバイスで、お祝いの席や素敵なデートを華やかで忘れがたい一夜の主役に変えてくれるのです。
ノースリーブだとちょっと不安なあなたのためにも羽織りものは充実♡
こんなパープルドレスはノーブルでエレガントなイメージを演出したい時にぴったり。
小物ももちろん充実(小物だけのレンタル希望のお客さまも多いそう)! こーゆーバッグって可愛いし、アンティーク気分でとてもアガる。
極め付けは大きなドレッシングルーム。美しい革張りのソファもあるのでプライベートにくつろぎながら、楽しめる。
彼氏に見てもらってもグッド。お母さんと来店される方も多いとか。
私は友達と来て「ブライズメイト」のフィッティングをここで希望! みんなで同じ色、同じ形で色違い…なんて夢が膨らむ。
9月21日にオープンしたばかりのDRENiだが、たまたま来店した丸の内、銀座OLから、すでに口コミで情報がどんどん拡がっている。結婚式パーティ以外にも会社のパーティ、高級レストランでの接待ディナー、といったニーズでの利用も多いとか。
そう、デートやレストランでのディナーなど、ちょっとした機会でも利用したくなる「気安さ」があるので、日々の生活でなにかと出費のかさむ我々女子にとってはうってつけなのだ。
特に春や秋のシーズンはパーティも重なり、それが結婚式だと出費はダブルで痛い。でも同じ服を着ていくわけにもいかないし。
ちなみに私も来週は石川県の小松でちょっとしたパーティに出席するので、借りてみる予定♡
ということでここからはフィッティングタイム!
赤のドレスは後ろがスワローテール。レースとウエストのサッシュがエレガント(でも10月の小松には寒いかな)。
ちょっとチャイニーズっぽい刺繍のドレスはブルーガール(デザイナーズ!)。
ブルーのチュールのふわふわドレス! 可愛い(おいおい歳を考えろ! クロシマ!)!
脇がプリーツになっているドレスはちょっと短め、ガーデンパーティとかにぴったり(春だったらこれにするのになー)。
ということで…
普段はあまり着ないブルーのドレス。ヴィクトリアベッカムデザインに決めた(長袖だから寒さにも対応できるしね)!
お店を後にして、ふっと振り返ると、サインにこんな一言が。
「その日、ドレスは名前のようなもの」
—–(妄想中)—–
あの、背中が大きく開いたブルーのドレスをリッチに着こなしていた、あの佇まいの美しかった素敵な女性。どうしても忘れられないんだ。僕は。
そう、たとえあの人に名前を伝え損ねても、ドレスと所作であなたは自分を語ることができる。王子様はシンデレラを見つけてくれるのだ。ドレスの記憶をたよりに。
秋のパーティシーズン到来の今、ぜひDRENiに行って新しい自分を見つけよう! それもお得にね!
#とまぁいくつになってもこんな夢を見るところが可愛いですよね女性って
#ヴィクトリアベッカム風のクロシマに期待
初出:しごとなでしこ
黒島美紀子 MKシンディケイツ代表
消費家・商業マーケティングコンサルタント
アパレル、セレクトショップ・百貨店を経て独立起業して早や10年余。数々のお買い物の実践と失敗を繰り返し、ファッション、ビューティ、グルメ、ライフスタイルの動向を消費者目線で考察。また、世界各地の商業スペースやブランドをチェック、消費活動を通じたマーケティングを行い、企業と消費者を結ぶ。