猛暑と駆け抜けた平成最後の夏。秋が来る前に「疲れ顔」と戦え!
暑い夏(もう季節的には残暑もいいところですが)、そして強い陽射し。「毎日暑いですね」というのも疲れた今日この頃。
そう、コトの発端はケイコの一言だった。
久しく会っていないケイコと何気なくチャットをしていたとき
「クロシマさん、最近、顔がヤバくない?」と、ケイコからの強烈なひと言。
(…無音…)
クロシマ「え……………」
(そして撃沈)
会ってもいないのに…な、なぜ!?
でも、私には何となくその言葉の意味がわかってしまった。この暑さで、なかなか疲れが取れないこの頃。おまけに、髪型も汗も湿気で今ひとつ決まらないのだ。
そう、みなさまご用心!!!! Facebookやインスタに上がる何気ない写真。
もちろん自分がアップしているわけではない。今の世の中、自分の姿は色々なところでタグ付けされて上がっているのだ。ちょっと前にFacebookで見た自分は、まぁまぁ酷かった。
でも皆さん、ありますよね!? そんな経験。
集合写真の場合、自分が少しイマイチだからって主役でもないのに、「この写真ちょっと…」とか言えない。これぞ、#SNSあるある。
おそらくケイコが見た写真に写っていた私は、汗にまみれてほつれた髪の毛、全体的に緩んで下がり気味な顔(しかもテカテカ)。その写真の中の私はかなりお疲れモードに写っていた。(注意:あ、皆さん、確認しないでね。。。お願い涙)
ケイコは絶対それを見たに違いない。とは言え、言い訳はできまい。そうやって、自分の変化を言ってくれる友達は、言ってくれない友達よりずっとありがたいものなのだ(例えばほら、口臭がする、とか、太り過ぎ、とか、言いづらいやつ、あるよねー)。
かくして、消費家クロシマによる「ハリのある自分を取り戻そう!」夏の陣が始まったのである。
こういう時には私の美のメンター、そして今回の夏の陣のきっかけでもあるケイコ先生に助言してもらうのが一番である。
「今どんな美容が一番効果的なの!?」と聞くと、思いがけない答えが返ってきた。
「今ねー、私はやっぱり肌のハリは実は頭皮とも関係深いと思ってるの」とケイコ。ほーう。
頭皮と肌は直結している、とはよく言うもの。当然頭皮が硬いと肌も動きが悪くなる。
たしかに整体マッサージに行った時、「クロシマさん、肩と頭、固いね」と先生に呟かれたばかり。やっぱり頭が硬いと顔にまで響くのか(とほほ)。
そーゆーことなら、ヘッドスパ! 体当たり武闘派ブロガーとしてはヘッドスパに行かねばなるまい。
【夏の陣_1】「L:A BRUKET(ラ・ブルケット)」のヘッドスパ
ということで行ってまいりました。
表参道の少し奥まったところにできた、新しく日本に入ってきたばかりのブランド「L:A BRUKET(ラ・ブルケット)」。
スウェーデンの自然派のボディケア、スキンケアのショップがオープンしたのだ。
ちょっと晒したような見栄えのウッドが優しいファサード。ワンちゃん用のシャワーが店頭に完備されているのが、地球全体に配慮したスウェーデンブランドらしい。
1階は商品の販売スペース。
ナチュラルで素朴ながら洗練されているのは店内もパッケージも同じ。シンプルながらに美しい計算されたタイポグラフィー。
息をするたび素敵な香りが鼻の奥に抜けていく感じが抜群にいいが、それもそのはず、海や陸のオーガニック素材ならでは、の香りなのだ。
洗面スペースもあり、スクラブなども気軽に試せる。ちょっと試したら、手がすべすべになった。
北欧の沿岸フィヨルドの風が感じられる店内ディスプレイ。
ここ、ラ・ブルケットはヘッドスパのみのサロンを2階に併設しているのだった。なんて潔い。ヘッドスパのみなんて!
すりガラスに区切られただけのシンプルでミニマルなデザイン。
「どちらの香りでお試しになりますか?」と聞かれたので、レモングラスのものとコリアンダーとブラックペッパーをセレクト。
コリアンダー好きだし(パクチーですね)、馴染みのある胡椒の芯のある香りも好き。ちょっとパンチを効かせて頭皮を驚かせて見よう!
そこからの至福の時はもう、口では言い表せません。ヘアカットの時のシャンプーと同じようだけれど、やはり指の強弱とか頭皮のマッサージの仕方がひと味もふた味も違う。
何より部屋いっぱいに広がる香りに、私のカタブツの頭皮だって、どんどん横に緩んでいく。。。。
zzz
お分かりですよね? 次の瞬間に起きること。。なでしこの皆さん。ここから先は野暮な質問はしないように。
知りたい人は自分で体験をば。
いや、髪の毛を切りに行く時以外に、頭をマッサージしてもらうという贅沢な経験。ブローまで終わった時には頭はスッキリ覚醒し、顔も軽く感じていた。
シャンプーは他の人にやってもらうのが絶対気持ち良いに決まっていると再確認した時間だった。
スタッフさん曰く、
「毛根が元気になるので、髪の毛がつやつやになるばかりか、根元から立ち上がる元気さを取り戻します。そして頭皮に刺激が入るので、全体がリフトアップ、顔は血行がよくなるのでくすみが取れて小顔になり、さらにアップします」
っていいことばかりじゃないか。
どうにかこの習慣、取り入れたい。しかしである。現実に目を向けよう。億万長者の娘じゃあるまいし、毎日ヘッドスパを侍従にやらせる、なんてことは今の日本では(あ、いや、今の私には、だった)難しいわけである。
過酷な気象条件の日本、身も心も使い果たす毎日、そして加齢とともに刻一刻と歪み、くすみ、弛む我が皮膚よ(嗚呼)。ヘッドスパは行けて月1回がいいところだろう。
【夏の陣_2】イニスフリーのフェイスパック
そんな時にナカノさんが連絡をくれた。「クロシマさーん、神宮前にイニスフリーのお店がオープンしましたー」
おーっ。イニスフリー。ご存知、韓国の自然派コスメブランドです。
前に蜂蜜いっぱいのリップグロスをお土産でいただいて以来、ファンになって香港やソウルに行っては買っていたブランド。
グリーンのパッケージが印象的だ。
できてました! 神宮前の交差点の目の前に。
見てください、この種類の豊富さ。ここの売りは、このいろんなお野菜や植物からのエッセンスでできたフェイスマスク。お安いし、パッケージも素敵なのでお土産にも最適でした。これが日本で買えるなんて。
おまけに、もうひとフェイスマスクのニューラインがお目見えしてました。どうやら少し高いバージョンらしい(一枚540円だからやっぱり高性能?)。やっぱり日々のケアはプチプリに限る。
続けることが大事となると日々の細かいケアにあと何かもう一つプラスしたい。。となるとフェイスマスクじゃないか!
【夏の陣_3】オルフェスのフェイスパック
フェイスマスクといえばオススメがもう一つ。ドラッグストアやコスメブティックでかなり浸透してきたこのブランド、オルフェス。
フェイスマスクといえば香港やソウルに行った時に大量買いがオキテでした。お土産にもいいし、パッケージも華やかだし。しかし、問題があった。液ダレである。クロシマは夜寝る前に洗顔して、クリームを塗ってベッドに入り、そして寝っ転がってから…フェイスマスクタイムなのである。
寝っ転がりながらフィルムパッケージからマスクを出すので、結構垂れてくるのだ。何か? 保湿液が、である。くっついてなかなかはなれようとしないマスクを暗闇で悪戦苦闘して広げ、やっとの思いで目、鼻、口のマルを自分の顔にパズルのように嵌めた時にはもう、腕はズルズルである。
もったいないから、手で腕を滴りながらどんどんと攻めてくる保湿液を受け止め、首や二の腕までに刷り込んでいく。香港の沙沙(ドラッグストア)で大量買いした奴ほど、液はほぼ水で、液ダレは酷い。パッケージから出した瞬間からそうだと、もうベッドと布団は惨状である。
しかしだ、このオルフェスは一切液ダレしない。クロシマのおスミ付きだ。マスクが少し厚みがあり、紙なのに液の成分のせいかゼラチンのようにプルプルな見栄え。保湿液を上手い具合にホールドしてくれる。滴りそうで滴らない絶妙バランス。そして肌にぴったりと吸い付きムダがない。
フェイスマスクはうっかり寝ている間ずっとつけていると、マスクが乾いてしまった時に逆の浸透圧がかかり、皮膚からの水分を奪い取ってしまうこともあるらしい。
なのでつけ放したままにするのは厳禁なわけだが、このオルフェス。一夜ずっと私の顔に上にあったとしても、朝でもまだまだ充分潤っているという驚異の保湿力(いけないことですが、実証済み)。プチプリドラッグコスメとしては大満足なのである。
大きめフェイスもカバー力があってとってもいい。と、いうことで、ひと夏以上の私の美肌のために…。
ふふふ、爆買い(さすが消費家!)しときました! なくなりかけた時の不安が大嫌いな、典型的な昭和の女、クロシマである。よし、この夏は頑張って毎日保湿。神様、ほとけさま。フェイスマスクさまさま(そして時々、ヘッドスパ)。
秋も深まったころの消費家クロシマのしっとりツヤツヤ美しい肌に乞うご期待(だといいな、、、、とほほ)!
【編集後記】
消費家クロシマ、自分でもこの不屈のトライアル精神はちょっと時々は褒めてあげたい。でも、やっぱりセッカチというか、おっちょこちょいなんだよなー。
イニスフリーのお高いバージョンのフェイスマスク。
こんな感じのやつですが、早速顔につけて見る。ん? このメッシュがざらついているけど、いい香りー! なんか生薬っぽいけど爽やかな香りが漂う。液ダレもせず、優秀優秀。早速顔の上に、、、5分くらい経ち、やや乾いてきた時になんかメッシュが顔から浮いてきた。。。
「ん??? なんかガサつく」
あわてて取り扱い説明を見ると、「メッシュは外してご利用ください」と書いてあるではないかー!
いかんいかんと気を取り直し、メッシュを外して…さらに5分。とまた違和感。
「ん??????」あれ、あれ、さらにもう一枚メッシュが浮いてきた! そうなんです。このイニスフリーの高級フェイスマスク、すごい薄くてプルプルゼリー状の生地に美容液が染み込ませてあるのだった。
こんなに薄いマスクだったのだーーー(薄すぎでキレイにひろげるの大変。。汗)
顔へのフィット感、第二の皮膚のような吸い付き、そしてしっかり保湿がハンパないです。(その名もセカンドスキンマスク。こりゃ浸透度高いわけだわ)
皆さん、ご利用の際はキチンと取り扱い説明書を確認してくださいね。。。焦りは禁物です。
#フェイスマスクつけた自分の顔写真は放送事故なみ_編集部から掲載禁止令
#イニスフリーの高い方のフェイスマスクはやっぱり特別な日用にとっておこう
#しかし毎日夜のフェイスマスクは(お金の続く限り)続けるぞ
#フェイスマスクはよく見るとブランドで顔が違うのね
#ケイコー!ハリツヤ良くなったかチェックしてー
初出:しごとなでしこ

黒島美紀子 MKシンディケイツ代表
消費家・商業マーケティングコンサルタント
アパレル、セレクトショップ・百貨店を経て独立起業して早や10年余。数々のお買い物の実践と失敗を繰り返し、ファッション、ビューティ、グルメ、ライフスタイルの動向を消費者目線で考察。また、世界各地の商業スペースやブランドをチェック、消費活動を通じたマーケティングを行い、企業と消費者を結ぶ。