サボテンを食べる?
ショコラコーディネーター®市川歩美です。はい、お仕事で、今はメキシコにいます。チョコレートの話はまた別途。
で、今日お話ししたいのはサボテンのことです。サボテン。あなたのお部屋にもあるかもしれません。観葉植物で、多肉植物ですね、日本では飾ったり育てたりするものです。ところが!
この国、メキシコではサボテンは食べ物です。しかも葉っぱを食べるだけではありません。実をフルーツとして、食べているのです。今日私は、メキシコ(チアパス州)のスーパーマーケットで発見して早速購入、いただいてみました。
サボテンの実=TUNA(ツナ)。なんだか紛らわしい(笑)
サボテンの実=TUNA(ツナ)と呼びます。サボテンの実は、フルーツの売り場で「TUNA」と言う名前で販売されています。発音は「ツナ(トゥナ、という感じ)」。あの缶詰のツナ、と同じです。
▲私が買ったのは19.90ぺソ、日本円で1キロ130円くらい(安いです! 1個から買えます)
メキシコにはサボテンの種類が多数ありますが、この実をつける種類は「ウチワサボテン」。多分みなさん、想像できますよね、うちわのような形の葉っぱがたくさん連なっている、あのサボテンです。その葉の先に、この実がつくんです。
実際にサボテンの実を食べてみました
▲食べる前。
この両端をカットして、むいてたべます。
▲カットするとこんな感じ
やさしい甘さ。少し瓜っぽいこの風味・・・・うーん、初めて出会うけど、ジューシーで美味しい♡ 中にはたくさんの種が入っていますが、これは地元の方によると、そのまま食べてしまってOK。私もためらうことなく、全部食べてしまいました。
メキシコの方にとってサボテンの葉は、サラダにするなど、ごく一般的な食べ物ですが、実の方もフルーツとして、日常的にデザートやおやつとしていただく、馴染みのあるものだとわかりました。
▲こんな色の「TUNA」も発見!
サボテンの実は、スーパーやマーケットで普通に売られています。目印は「TUNA(ツナ)」という表示。日本には持ち帰れませんから、ホテルのお部屋などでいただきましょう。メキシコを訪れたらぜひサボテンの実を食べて、「TUNA体験」してみてください。
参考までに、ツナはスペイン語で「Atún=マグロ」だそう(Tunnyはメーカー名です)。
初出:しごとなでしこ
ショコラコーディネーター® 市川歩美
チョコレートのジャーナリストとして最新のチョコレート情報に精通。
おすすめ・注目のチョコレートの紹介ほか、関連情報を雑誌、テレビ、ラジオ、Webなどのメディアに提供しながら、メディア・チョコレートブランド・消費者をつなぐ、日本唯一のショコラコーディネーター®として活動。
チョコレート愛好家歴は、5才頃から。本格的なチョコレート愛好家歴約30年。フランスの上質なショコラに1990年代前半に出会って以来、「ショコラのある生活」を豊かにするべく、チョコレート関連イベント、トークショーへの出演、テレビ番組、記事の監修、商品企画なども行う。