【33歳の妊活日記-22】by OLライターHana
バリバリと仕事をしてきた20代、30歳を越えこのまま独身バリキャリを貫くのかと思ってた矢先に社内の先輩男性と縁あって32歳で結婚。
さぁ次は妊娠と考えた2016年5月から、2018年の今、未だ妊娠に至らず…自分の努力だけでも越えられない壁があることに気がつき、同時に同じ悩みを抱える30代女性の多さを知る。
自分は妊娠できるのか、その答えはまだ見つかっていないけれど、同士のような女性たちへのエールもこめ、またこれから先、妊娠に悩む女性たちに少しでも役立てばと、実録で33歳兼業主婦ライターが妊活をリポートします。
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#22 不妊治療の排卵誘発剤ゴナールの自己注射
不妊治療のため、排卵誘発剤の自己注射を開始したhana。めまい、火照り、気持ち悪さなどの副作用が次々と現れます。今回はさらなる副作用のお話です。
めまい、火照り、気持ち悪さなどの副作用が出始めても、仕事を休むほどではなかったので、いつも通り通勤していました。
初めのうちは、これくらいなら大丈夫! と思っていたのですが、実はゴナール様の副作用は体に表れるものだけではなかったのです。恐るべしゴナール様。
自己注射によるふたつの副作用に悩まされる
しばらくすると、私はとても困る、ふたつの副作用に悩まされ始めました。
まずひとつめの副作用。題して、思考回路ショート問題。
思考回路がショートするとはどういうことなのか、わからないという読者の方は普段相当キレキレに頭が回っているのでしょう。テキパキ働けている時って、次に自分が何をすべきか、何を発言すべきか、何を指示するべきか、考えなくても自然に動けますよね。
しかしこのゴナール様を使い始めてしばらくすると、思考回路がショート寸前。いや、寸前などではなく、思考回路が完全ショートしてしまい、会議などでしどろもどろの発言をするようになってしまったのです。会議中に上司から「どう考える?」と聞かれても頭が働かず、なにも答えられないのです。
わたしはこの当時、同じ職種の中で女性かつ最年少組だったので、質問に答えられなくて、準備不足、能力不足と思われることを一番恐れていました。今となってはどうでもいいことなのですけどね(笑)
ですがそんなわけで、思考回路完全ショートが頻発するようになり、私は猛烈に仕事で焦り始めました。あの当時の周囲の人はきっと「最近やばいよね」と私のことを噂していたと思います。でも自分でもやばいと思っていたので噂ではなく、事実ですけど。
そしてもうひとつの副作用。正直妊活において、これが一番しんどい。題して、私の心はいつも曇り空問題。
妊活されていない方には、わかりづらいかしら? でも生理の前に憂鬱な気分になる時ってありませんか? あの憂鬱な気分が永遠と続く感じです。ホルモンバランスの影響のようですが、何をしていてもどこにいても心が晴れないんです。心が常にどんよりとしていて、小さなことにウジウジしてしまうんです。
酷い時は、普段なら全然大したことないのに、会社で少し注意をされたりすると涙が勝手に出てきてしまうような。わたしは人前では泣きませんでしたけどね。よく、妊活ブログですごく苦しそうな、はたからみるとネガティブな印象を持つような記事を目にしたりしませんか?
実際に妊活体験したわたしからすると、もちろんああいったブログを書かれている方は、妊活自体が苦しいということもあると思うのですが、薬や治療の副作用も大きいと思います。私も日記を書いていたのですが、この頃のネガティブなこと!!
仕事辞めたい、妊活つらい、旦那さんわかってくれてない、部下がいや…まぁこんな感じです。
毎日毎日がつらくて、どうしてこんなにつらいのだろうと思うようになりました。そしてふと、いつから私はこんなにつらいのだろうと日記を読み返し「まさか! またもやゴナール様の仕業なの!?」とその副作用に気づいたのでした。
つづく
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※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。
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初出:しごとなでしこ
Hana 33歳兼業主婦ライター
広告代理店で働くアラサー主婦OL。結婚2年目。主婦業、仕事に追われながらも、ただいま子作り奮闘中。夢は、家族でハワイ移住。