世界23カ国と比較! 日本人の「ホテル事情」
ホテルの客室を綺麗にしてくれる「ハウスキーパー」。連泊をするとき、頼む人もいるのでは? ハウスキーパーが部屋内に入る時、貴重品を隠す人はどれくらいいるのでしょうか。
今回、エクスペディア・ジャパンが1年以内に飛行機に乗った、かつ、ホテルに宿泊した、世界23カ国(※)の男女18,299人に「ホテルに関する意識の国際比較調査」を実施。その結果、日本人は世界で一番ホテルで貴重品を隠さないことが判明しました。
※アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、タイ、インド、香港、台湾、韓国、日本
■ホテルで貴重品を隠す?
まず、「ホテルの客室で貴重品をハウスキーパーの目の触れないところに隠すか」を聞いたところ、アメリカ人は半数の人が「隠す」と回答した一方、日本人は1割にも満たない9%のみが「隠す」と回答。日本人が世界で最も割合が低い結果となりました。
さらに、「ホテルでドアノブサインを使って、ホテルスタッフに入室可否を知らせるか」の質問に対し、「使う」と回答した日本人は14%と、こちらも世界で最も低い割合に。日本は他国に比べると犯罪が少なく、安心・安全な環境が整っていることからこその結果なのではないでしょうか。
■日本人の約7割が「大手チェーンホテル」を第一候補に選ぶ
次に、ホテルの予約に関して、日本人の約7割が第一候補として「大手チェーンホテル」を選ぶことが判明。この割合は過去最多で、日本人は世界で最も「大手チェーンホテル」を優先的に選んでいることがわかりました。
■ホテル内の施設やサービスを日本人はあまり重視しない
ホテル内の施設やサービスで重要視するのは何でしょうか?
調査では、ホテルの施設やサービスとして重要視するものについて、「レストラン・バー」、「プール」、「子連れ家族向けの設備」を重要視する日本人の割合は世界でもっとも低い結果に。
さらに、「ルームサービス」を重要視する日本人の割合は下から2番目、「ジム・フィットネスセンター」、「室内エンターテインメント」は下から3番目と、日本人は世界各国と比べて、ホテルでの施設やサービスは重要視していないようです。
日本人は、ホテルで貴重品を「隠さない」人が多い、用心する人が多いと思っていたので、なんだか意外でした。ホテルやハウスキーパーが信頼できるからこそ、貴重品を隠さないのかも。
調査/エクスペディア・ジャパン
初出:しごとなでしこ