エッセンスという言葉、本来はどんな意味?
「ちょっと生真面目すぎる文章だから、笑いのエッセンスを入れて、このプレゼン資料を作り直してくれない?」と先輩に話しかけられたら、どんな資料を作るべきだと思う?
この「エッセンス」ということば、わかっているようで意味を間違えている人もいがちなだけに、この機会に正しい意味を知っておきたい!
ことばセンス&知識に関して自己点検。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「エッセンス」の正しい意味は?
1.本質、最も大切な要素
2.本質に少しだけ加えるもの
正解は?
1.本質、最も大切な要素
英語の《essence》が語源で「精髄」や「本質的なもの」を示します。
エッセンス(essence)
1 本質的なもの。最も大切な要素。精髄。
2 植物から抽出した香気の高い精油。アルコールに溶かしたもの。化学合成もされる。食品の香り付けに使用。香油。「バニラエッセンス」
(デジタル大辞泉より)
冒頭の先輩の指示は、資料に“笑い”の本質を入れるという意味に…!? 先輩は「エッセンス」を違う意味合いで使っているかもしれませんね。
ちなみに、英会話では、風味をつけたり、趣や特色を加えたいときは、《flover》(フレイバー)を使うことが多いです。
初出:しごとなでしこ