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2018.06.27

妊活マジックに翻弄される自分。不妊治療は自己注射の段階へ【33歳の妊活日記15】

33歳兼業主婦ライターが妊活を実録リポートする連載第15回。不妊治療専門病院に通い始め、不妊治療スタート。排卵誘発剤を使用したタイミング法では効果を得られず、次のステップへ進むことに。

【33歳の妊活日記】by OLライターHana

バリバリと仕事をしてきた20代、30歳を越えこのまま独身バリキャリを貫くのかと思ってた矢先に社内の先輩男性と縁あって32歳で結婚。

さぁ次は妊娠と考えた2016年5月から、2018年の今、未だ妊娠に至らず…自分の努力だけでも越えられない壁があることに気がつき、同時に同じ悩みを抱える30代女性の多さを知る。

自分は妊娠できるのか、その答えはまだ見つかっていないけれど、同士のような女性たちへのエールもこめ、またこれから先、妊娠に悩む女性たちに少しでも役立てばと、実録で33歳兼業主婦ライターが妊活をリポートします。

これまでの記事:妊活日記一覧はこちら

妊活
(c)Shutterstock.com

#15 排卵誘発剤を使用したタイミング法は効果得られず…

不妊治療専門病院に通い始めて2ヶ月。

一通りの検査を終え、排卵誘発剤を使用したタイミング法から開始したものの、排卵を全くしないHanaです。

飲み薬での排卵誘発はこれ以上続けても、難しいだろうと判断され次のステップ、自己注射による排卵誘発を提案されたのでした。

今回の検査で卵が育っていなかったら、ステップアップ。きっとダメだろうなという思いで、今週も卵胞チェックへと向かいます。

すぐに呼ばれて内診室へ。

モニターを見ながら一瞬で、

先生「うーん。右側も左側も成長してる感じはないね。じゃあ隣の診察室で呼びますね。」

Hana(心の声)「はやっ! 完全にわたしの気持ちの問題でラストチャレンジさせてくれてたのかしら」

これにて、クロミッドによる排卵誘発剤最後の卵胞チェックは終わったのでした。

診察室
(c)Shutterstock.com

不妊治療は次のステップへと進むことに

着替えるとすぐに診察室に呼ばれました。

先生「はい、Hanaさん。えー、残念だけどクロミッドによる排卵誘発は効果が出ませんでしたと。じゃあ次の方法だけど、この前話したとおりですがフェマーラという排卵誘発剤を使うか、自己注射になります。前回も自己注射を勧めたけれど希望はありますか??」

Hana「いえ! 注射でお願いします。」

先生「じゃあ。注射でいきましょう! まずは一度、生理を起こさせてリセットします。いつものプラノバールを今日から12日間飲んでください。今お腹の中にある卵胞を一旦全部無くすのね。

それで生理が来てから、注射という流れになります。注射方法は看護師から次回レクチャーしますが、今日動画もお渡しするので次回までに見て来てくださいね。

次回の予約は生理が来てから5日以内でお願いします。なにか質問はありますか?」

Hana「注射は毎日ですか?」

先生「あなたの場合は毎日の方がいいと思うけど、様子見ながらかなぁ。一日置きとかね。それも含めて次回決めましょう。」

この日は、プラノバールを処方してもらっておしまい。それにすぐに自己注射開始かと思いきや、リセットしなきゃいけないということに驚きと戸惑いでした。

そうでなくても心の中では年齢やら卵管造影検査後のゴールデンタイムやらで焦っているのに、リセット待ちの約3週間は長すぎるのです。

焦る自分を追い詰める“ネガティブな妊活マジック”の正体

そしてさらにこの時期、わたしをモヤモヤさせていたもの。それは芸能人の妊娠報告! この時期は立て続けに芸能人の方々の妊娠報告が続いていたんですよ。

道端ジェシカさんやら、吉川ひなのさんやら、平愛梨さんやら、武井咲さんなどなど。きっと妊活をしてない方には記憶にも残ってないかもしれないですが、私は排卵がうまくいかない時期だったのでニュースを見る度に、結構モヤモヤブルーになってました。

モヤモヤブルー
(c)Shutterstock.com

だって結婚が自分の方が数年早くても、あっという間に出産で抜かされてしまうんだなって。自分のこの数年はなんだったんだろうとか。

今この原稿を書きながらかつての自分を振り返ると、一体誰と何の早さを競ってるんじゃ! と自分に呆れてしまうんですが、当時はそんなことを本気で思い悩んでいました。

結婚してから妊娠する早さなんて関係ないのにね。

これね、悪い意味での妊活マジックだと思います。そもそも初めは赤ちゃん出来たらいいな、出来なくても最善は尽くしたいよねってほのぼの前向きな気持ちでスタートした妊活。

それが知らないうちに「まだダメだ、まだダメだ。他の人はなんなく妊娠できてるのに。なんで自分にはできないんだろう」って少しずつ自分を追い込んでいくのです。

普段相当なお気楽野郎の私でさえこんな気持ちになったのだから、この妊活マジックは甘くみたらダメです。

だからこそ、妊活をしている人への心配りってある程度は必要なのかもしれません。本人は知らず知らずのうちに、このネガティヴ妊活マジックにやられてしまっているんです。

私が妊活してよかったと思えることは、会社の部下や同僚で同じ境遇の人の気持ちが理解できるようになったこと

男性社会の組織だと、こんな女性の気持ちがわかる人っていないから、私が仕事をしていく上では、結果的に妊娠できてもできなくても、きっと良い経験になるだろうってそこだけは前向きに考えられていたのです。

つづく

これまでの記事:妊活日記はこちら

※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

初出:しごとなでしこ

Hana 33歳兼業主婦ライター

広告代理店で働くアラサー主婦OL。結婚2年目。主婦業、仕事に追われながらも、ただいま子作り奮闘中。夢は、家族でハワイ移住。


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