■1:「●●中」アピール系
「A子@夏までにマイナス3kg減量予定」「山田A沙>>英語の猛勉強中」「a○ami@自分探し真っ最中」など、今自分が関心のあることや努力していることを“自ら”名前の欄に加えていると「んんん!?」な違和感からの暑苦しさを醸し出しがち。
本人としては「今、こんなことしているから、どうぞよろしくね!」な軽い気持ちだったとしても「自ら何かアピールしている」な事実がひとり歩きしてしまい、周囲からは「はいはい。わかりました!」的な冷めた目を向けられがち……というわけです。
こういう表示名って、特段の実害はないから憎めないけれど、まわりを「お腹いっぱい」にしやすいんですよね…。
■2:自己啓発しつつ誰だかわからない系
「夢を掴み続ける男」「世界一のラッキーボーイ」「日本一繊細な女」など、自己啓発な香りが漂いつつ、もはや誰だかわからない系の表示名も周りが「わー、暑苦しい……」なんて感じがち。
本人は“ネタ”として、みんなにクスッとしてもらうのが目的でちょっとユニークな表示名にしているつもりでも、友達一覧に表示されたときには誰なんだかわからなくなってしまうから不便という致命的なデメリットも?
LINEは主にメッセージをやり取りするSNS。「誰だかわからない」を招いてしまうと、本末転倒という残念な展開に陥ってしまうのも事実……。
■3:文章系
「営業をがんばっている田中S子です」「週末六本木DJの山田Q男と申します」など、名前ではなく「文章」になっている表示名も、まわりは「え!?」な違和感とともに暑苦しさを感じがちな傾向に。
本人的には自分がよくある苗字だったり転職したばかりだったりなどの理由から「みんなにわかりやすいように」と親切心からの表示かもしれないけれど、他の人が“名前だけ”を表示している中で“文章”の表示名が並ぶと、悪目立ちを招きやすいのも確かです。
自己アピールのアイディアとしては決して悪くないはずなのに、狙いどおりのイメージで受け取られる可能性よりも「アピール激しすぎ!」な印象のほうが強まってしまったら残念…。
LINEでは、本人の登録名がわかりにくい場合には自由に表示を変えることもできます。
そんな中、アカウントを交換した直後などにギョッとされちゃう表示名に設定していると、正直なところ「憎めないけれど、暑苦しい〜」というところでしょうか。
昨今は、ビジネスの連絡でもLINEを活用する人が増えているから、ご注意を♡
初出:しごとなでしこ
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。