【仕事に疲れたとき】前向きになれるお仕事モノ映画
「仕事に疲れた」そんなときは、同じく仕事を頑張る主人公をに感情移入して、前向きな気持ちへと転換してみるのもおすすめ。
「疲れた」「イヤだ」「鬱だ」そんな風に弱音を吐くこともたまには必要ですが、仕事はやらなければならないもの。同じことをするのなら「また頑張ろう!」と前向きになった方がずっと楽しいはずです。
『プラダを着た悪魔』
王道中の王道ですが、前向きになりたいときは『プラダを着た悪魔』で仕事に対するモチベーションをアップさせましょう。
誰もが知るファッション誌の編集部に入社し、カリスマ編集長のアシスタントになった主人公。編集長の理不尽な要求にも負けずに頑張る主人公に心が震えるはず。
「仕事ってなんだろう……?」一見華やかに見えるファッション誌の裏側でも、私たちと同じように奮闘する人がいる。仕事を頑張る私たちを支えてくれる一本です。
『マイ・インターン』
『プラダを着た悪魔』と同じく、アン・ハサウェイ出演のこの作品。『プラダを着た悪魔』では新人を演じていたアン・ハサウェイですが、『マイ・インターン』では一変、ファッション通販サイトを運営する会社の敏腕経営者に。
『プラダを着た悪魔』は新人の話だからもうあまり共感できない、そんな人におすすめです。アン・ハサウェイが演じるのは経営者ですが、勤続年数が長くなってきた中堅クラスの女子は「わかるかも……」というポイントが多いかもしれません。どんなに偉くなっても、悩み、立ち止まり、ぶつかることはある!
『ココ・シャネル』
多くの女性を魅了する『CHANEL』。憧れの対象のひとつでもあるCHANELは、どのようにしてできたのか。ココ・シャネルの生き様は、働く意味、人生の意味まで考えさせてくれます。
「私はどうしたいんだろう?」自分と向き合うきっかけを作ってくれる作品です。
芯のある女性は、いつの時代も美しい。
【仕事に疲れたとき】全部忘れたい! 現実逃避できる映画
たまには仕事のことはきれいサッパリ忘れて、思いっきり現実逃避したい! いつものあなたのお部屋で、違う世界へトリップしてみませんか。
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
失恋をきっかけに自分探しの旅に出る主人公。しっとりとした空気感は、何度見ても美しい。手に汗握るようなハラハラドキドキはありません。
まるで誰かの人生の一部を切り取ったような、良い意味で平坦な映画。私たちはよく「自分探し」なんて言ってみるけど、仕事に追われる毎日の中で実際に旅することは難しくて。
でも、『マイ・ブルーベリー・ナイツ』は、部屋にいながら旅に連れて行ってくれる。衝撃を受けるような大作ではない。でも、仕事に疲れた夜にゆっくりと観たくなる作品なのです。
『アメリ』
ガールズムービーといえば名前があがる『アメリ』。劇中のどのシーンを切り取っても、心躍る可愛さ。何歳になっても可愛いは正義。可愛い世界に酔いしれたいときは『アメリ』を選ぶべし。
空想と妄想の世界で生きていたアメリが、はじめて自分の世界と向き合う。そんなアメリは、年を重ねるにつれて臆病になった私たちの背中をそっと押してくれます。
『ペネロピ』
呪いによって、豚の鼻と耳をもって生まれてしまった主人公・ペネロピを描くこの作品。永遠の愛を誓ってくれる男性が現れれば呪いは解ける──。
王道のストーリーではあるものの、逆にそれが良いんです。
幸せになるための鍵を持っているのは、他の誰でもなく自分。自分が一歩踏み出せなければ、世界はきっと変わらない。
ファンタジーな中にも、私たちに届くメッセージが散りばめられています。
「この映画、前にみた」そんな作品でも、みる時期によって受け取り方は変わります。疲れたときこそ、心にほんのちょっとのエッセンスを。
文/小泉まみこ
初出:しごとなでしこ