吉田羊さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、言わずと知れた人気女優の吉田羊さん。
しごとなでしこ読者の中でも、ファンの方も多いのではないでしょうか♡
吉田羊さんは、1997年に舞台でデビューし、約10年間舞台を中心に活躍。その後、確かな演技力と圧倒的な存在感で、大ブレイク。ドラマや映画、舞台と幅広く活躍し、また、2016年にはCM出演本数で女性タレント部門のナンバー1にも輝きました!
現在公開中の映画『ラブ×ドック』では、初の単独主演を務めるなど、各方面からのオファーが絶えません。
そんな不動の人気を誇る吉田さんですが、意外にも「得意分野は1つもない」「自分は空っぽな人間」と思っているのだとか。
福岡県で5人兄妹の末っ子として生まれた吉田さんは、本人曰く「目立たない地味な子で、いじめられていたから暗かった。内弁慶で外で友達ができなかった分、家族の中で歌を披露していた」という。
そして、ほかの兄妹が優秀なことから、「褒められることへの渇望」がすごくあったのだとか。
そんななか、東京の大学に進学。在学中にたまたま見つけた舞台役者の募集広告に応募。最初は思うように認められないときもあったけれど、悔しさをバネに芝居を継続。
そして、2007年からは、活動の場を映像にも広げ、ついに、2014年にはドラマ『HERO』(CX)で一躍その名を知られることに。
吉田羊さんの「7つのルール」
さて、そんな吉田羊さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…
■1.あおりの画は撮らないようにお願いする
吉田さんには、初めて一緒に仕事をする監督に必ずするお願い事が。それは、あおりの画(下のアングルからの撮影写真)を撮らないようにしてもらうこと。吉田さん曰く「自分の鼻の穴が目立つから、芝居に集中してもらうためにも別のアングルを提案する」のだとか。
■2.パジャマにならないスタッフTシャツを作る
撮影現場でスタッフと積極的にコミュニケーションをとる吉田さん。小劇場時代に、表方の俳優と裏方の制作的な部分の両方を担当していたため、スタッフにも心を砕くことを心がけているのだとか。そして、外で着られるようなスタッフTシャツを自らデザインし、スタッフに配っているのだそう。スタッフへの心配りが素敵です♡
■3.365日 4枚靴下を履く
冷えとりを心がけているという吉田さん、なんと! 365日、靴下を4枚履いている! 独自のこだわりは、絹・綿・絹・綿の重ね履きをすること。「頭寒足熱」をして、血行をよくするのがモットーなのだそう。
■4.洋服を買うときは素材タグをチェックする
吉田さんが洋服を買ううえで必ずチェックするポイント、それは、素材が天然素材かどうか。タグを入念に確認して、着心地のいい天然素材の洋服を選ぶようにしている。
■5.プレゼントはサプライズで
現在公開中の映画『ラブ×ドック』の舞台挨拶の途中、「ちょっとお手洗いを我慢しているので抜けます」と言った吉田さん。実はこれ、吉田さんの発案で、監督の鈴木おさむさんへの誕生日ケーキをサプライズでプレゼントするための仕掛けだったのだそう。プライベートでも、サプライズプレゼントをすることが多いという吉田さん、サービス精神旺盛なところも魅力ですね♡
■6.感謝帳をつける
日々周囲へ感謝の気持ちを忘れない吉田さん、実は10年ほど前、悩んでいたときに友人に相談した際、「感謝が足りない。感謝帳をつけろ」と言われ、それ以来、感謝帳をつけ続けているのだとか。小さいことでも、感謝することを書き出すことで、つらいことがあった日も「こんな嬉しいことがあったのだ」と気づけるのだそう。
■7.自分の作品は何度も観る
未だに芝居に対する不安は消えないという吉田さん。不安になったときは、「私なりに頑張った」と思えるお芝居を見返して、自分自身を勇気付けるようにしているのだそう。
「自分にはなにもない」と思っているような人たちに「吉田羊だってできているのだから、これでいいんだな」と思ってもらえるような存在を目指しているんだとか。
表舞台で大活躍する大女優になったいまも、スタッフや監督などへの感謝を絶やさず、常に周りへの心配りを忘れない吉田さん。女性としてはもちろん、人として魅力的なところを改めて垣間見ることができました♡
文/かわはらりな
次回の「7ルール」の放送は、5月15日(火)よる11時~11時30分です。次週から2週にわたって春のパン祭りをお届け。第1弾の5/15は、土曜限定オープンで行列のできる食パン職人・地明真希さんをご紹介!
しごとなでしこでは、番組を振り返り、仕事をする女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしてみてくださいね♡
初出:しごとなでしこ
女優 吉田羊
福岡県出身。1997年に舞台でデビューし約10年間舞台を中心に活躍。2007年から活動の場を映像にも広げ、2014年にドラマ『HERO』(CX)で一躍その名を知られる。『映画ビリギャル』(15年)で、第39回日本アカデミー賞優秀助演女優賞、第58回ブルーリボン賞助演女優賞などを受賞。2016年、大河ドラマ『真田丸』(NHK)に出演、『嫌な女』で映画初主演、『コールドケース 真実の扉』(WOWOW)で連続ドラマ初主演、『メディカル・チーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(カンテレ)で地上波連続ドラマ初主演を務めるなど大ブレイクを果たした。5月11日(金)に公開される映画『ラブ×ドック』は映画では初の単独主演作となる。