デキる先輩は褒め上手! 後輩が良いことをしたら褒めるLINEを送るように心がけて
新卒で入って来た後輩社員たちの配属先も決まり、先輩として後輩の育成・指導を担当しはじめるこの季節。「LINE」アプリを使ってコミュニケーションを取ることで、「同じ職場の仲間」という意識を感じてもらいやすくなります。
ホスピタリティと「共感力」のプロフェッショナル、サービスビジネス・コンサルタントの安東徳子さんに、職場の先輩として後輩に送るべきLINEのトーク術について伺いました。
■1.いいことをしたら、後輩をほめるLINEを!
・具体的に
・できるだけすぐに
・過去の自分と比較する
の3つを心掛け、後輩が良いことをしたらほめるLINEを送ってみてください。
たとえば…
ほめることは、関係性を構築するのにとてもよいことです。頻繁にほめるLINEを送るのは、デキる先輩の行動です。
■2.後輩を叱るLINEは、まず「ほめて」から
LINEは書き言葉なので、受け取る側は話す以上にダイレクトな印象を持ちます。なので叱る時も、言葉を選ばないと、想像以上に後輩が傷ついてしまうこともあります。
たとえば…
のように、叱るときは、まずはほめ言葉をいれてからにしましょう。
■3.仲間意識を伝えるときに必要なのは…「感情ワード」!
飲み会の約束や仕事以外のことでLINEを送る時は、できるだけフラットな表現を試みましょう。「やってくれて当たり前」や、先輩だからタメ口、お礼は向こうから…なんていう仕事場の習慣を絶対に持ち込まないことが大切。
ここでも大切なのは、『感情ワード』です。
「楽しみだね」「おもしろかったね」「ありがとう」「うれしかった」などの感情を素直に表現してくれる先輩のLINEは、後輩からみて確実に好感度が高くなります。同時に、直接仕事に関係ないLINEの時こそ、後輩を指導するチャンス!
・すぐに返事をする(お礼などを含む)
・前向きな言葉を使う
など、後輩に身に着けてもらいたいLINEのマナーを先輩が何気なく実践することによって、後輩も自然とすてきなコミュニケーションの習慣を学んでくれるはず。
■4.+αのひと工夫でより効果が高まる!
先輩の役割として大切なのは、「ほめる」と「叱る」です。それらをより効果的に導くには、後輩にLINEで連絡を取るときに、相手が使っているスタンプを使ってみるのも連帯感が高まります。また、職場では『さんづけ』で呼んでいても、LINEは下の名前を使うことで親近感が増しますよ。
これからのコミュニケーションは、LINEはかかせないツールです。上手に使って、人間関係をスムーズに作っていきましょう♪
初出:しごとなでしこ
教えてくださったのは…サービスビジネス・コンサルタント 安東徳子さん
株式会社エスプレシーボ・コム 代表取締役。
ウエディング業界、専門学校を中心としたコンサルテーション業を長年に渡り幅広く展開。コンサルテーションによる課題発見と解決手法を示すだけでなく、研修も並行して行うサービススタイルが確実な結果を生むことから評判を呼び、コンサルテーション業務自体のリピート率の高さも注目を集める。サービス業に特化した研修で現在までに1万人以上の受講実績を持つ。代表書籍に(株)コスモトゥーワン発行「魔法の共感力レッスン」(税抜き1,512円)がある。