同期の仲良し女子から「後輩を叱ったら、少しもわるびれない態度で、呆れちゃった」と打ち明けられたら、どんな後輩の様子が頭に浮かびますか?
「わるびれない」は、日常会話でも時折使われるだけに、社会人なら正しい意味を知っておきたいことばのひとつ。
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「少しもわるびれない態度」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.恥ずかしがらない
2.腹を立てない
正解は?
1.恥ずかしがらない
漢字では「悪怯れない」と書きます。冒頭の会話に出てきた後輩は、指導されても堂々としていて恥ずかしがっているそぶりがなかった、というわけ。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では、85%が正解していますが、14%が誤った意味を正しいと思ってしまっています(2018年4月4日現在)。
おどおどしたり、こそこそしたりせず、堂々とした態度をとることをいいます。
※ ※
わる‐び・れる【悪怯れる】
気おくれがして、恥ずかしがったり、卑屈な振る舞いをしたりする。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ