バリバリと仕事をしてきた20代、30歳を越えこのまま独身バリキャリを貫くのかと思ってた矢先に社内の先輩男性と縁あって32歳で結婚。さぁ次は妊娠と考えた2016年5月から、2017秋の今、未だ妊娠に至らず…自分の努力だけでも越えられない壁があることに気がつき、同時に同じ悩みを抱える30代女性の多さを知る。
自分は妊娠できるのか、その答えはまだ見つかっていないけれど、同士のような女性たちへのエールもこめ、またこれから先、妊娠に悩む女性たちに少しでも役立てばと、実録で33歳兼業主婦ライターが妊活をリポートします。
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33歳の妊活日記-2【レディースクリニックの内診へ】
前回までのお話。
32歳で結婚をしたわたくし、hana。
結婚式を終え、いよいよ「赤ちゃんよ、きたれ!」と妊活に臨もうとしたものの、極度の生理不順のせいで、タイミングを取るべきタイミング、つまりいつ営んでいいかわからないという先行き不透明な状況から始まった妊活。
かかりつけのレディースクリニックにて、内診をした上で、まずはプラノバールという月経を起こさせる薬を使って、月経を起こし、生理の開始次第ホルモン検査をすることに。
さて…この“プラノバール”という薬…
これから何度となくお世話になるので、プラノバール様と呼ばせて頂こう。
フランス人みたいな名前。でもそんなジェントルな野郎ではありません。
服用したことがある人にしかわからない、超強引な野郎。
生理不順で度々処方されたことのある私はこの時の処方では、もはやこいつの強引さに驚きはしなかったものの、初めて飲んだときには、自分の体が自分でなくなってしまうようなおかしな感覚を味わいました。
レバーやホルモンを無性に欲する見知らぬ自分が登場!!
例えていうなら…そうね。自分が雌牛になっていくようなそんな感覚??(わかりづらっ)
でも本当なの。
雌牛になったことなんてないけれど、おっぱいがとてつもなく張ってきて、肩周り、下腹部周り、体全体が自分ではないくらいムッチムチになってきて、ほっぺたにはどデカイにきび出現(いやこの年齢だと吹き出物か…)。そして普段は好んで食べない砂肝、レバーが無性に食べたい…。
ひと言で言えば、わたしの体の中の女性ホルモン大爆発!そんな感じの症状です。
「ああ。またこの薬を飲むのか」とがっくり来たけれど、妊活プロジェクトリーダーとしてはこんなところで文句を言ってはいられない。
10日間、悪阻(つわり)のような症状(体験したことないけど)と戦いながら飲み続け、生理が来たタイミングでホルモン検査に行きました。
ホルモン検査といっても、血液検査をするだけで、結果は1週間後に出るとのこと。
さらに、当帰芍薬散という漢方薬と排卵誘発剤のクロミッドを毎日1錠ずつ飲むようにと処方されました。
『不妊専門クリニック』という言葉に、ぎくっとした自分がいた
もしもホルモン検査の値に問題があった時には不妊専門クリニックに紹介状を出しますよと。医師の口から出た『不妊専門クリニック』という言葉に、ぎくっとした自分を感じました。
ちなみにこの日の診察時間、正味5分。本当にこのままここの病院で大丈夫かなぁという一抹の不安を抱きながら、帰宅しました。
私ね、ここでの行動を少しだけ後悔しています。結果、約4か月この病院で治療をしたのですが、もっと早く不妊専門クリニックに行けばよかったです。
妊活を開始して初めてわかった『時間の大切さ』。
後に「一週期も無駄にしたくない!!」そんな自分と出会うことになるのです。
不妊専門クリニックに行くかレディースクリニックに行くか悩んでいる読者の方がいたら、結果すぐに妊娠して卒院することになるかもしれないけれど、迷わず不妊専門クリニックのドアをノックしてほしいな。
不妊専門という言葉を聞いてギクッとした自分がいたのは、極度の生理不順でも、不妊専門クリニックまで行かなくても大丈夫!と勝手に考えていた自分がいたんですよね。
というより、不妊専門クリニックという響きが私にしっくりこなかったんですよね。なんだか先進的な治療を希望する人や、もっと状況が大変な方が行くというイメージがありました。が、私自身の生理不順は、専門クリニックに行くべき相当なレベルだったわけです。
つづく
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※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。
初出:しごとなでしこ
Hana 33歳兼業主婦ライター
広告代理店で働くアラサー主婦OL。結婚2年目。主婦業、仕事に追われながらも、ただいま子作り奮闘中。夢は、家族でハワイ移住。