場合によっては、相当厄介な存在になる「小姑」問題
夫の姉や妹など「小姑」(こじゅうと/こじゅうとめ)と呼ばれる立場にある親族とのちょっとしたイザコザに頭を悩ませている嫁も!
夫は選べても、義姉(ぎし)や義妹(ぎまい)は選べないから、仲良くできるタイプじゃない場合、トラブルメーカー的な位置付けになっても無理はないのかも!?
【目次】
・「小姑」とは?
・「独身の小姑」がいるとめんどくさい!?
・嫌いな小姑とは距離を置くのがベスト!?
・小姑と姑がタッグを組むとめんどくさい
「小姑」とは?
ところで「小姑」は、そのまま読むと「小さな古い女」ですが、要するに夫の姉妹(義姉/義妹)を指す言葉。姉妹の実年齢に関係なく、夫の姉妹は「小姑」で表現される立場です。
この小姑にあたる夫の姉や妹が、ちょっと意地悪な性格だったりお嫁さんを見下すような価値観だったりすると、厄介な存在に発展しがち。
また「夫の実家」は「小姑の実家」でもあるので、嫁の言動に対して「ウチのやり方と違う!」的な苛立ちをぶつけてくる小姑も決してそこまで珍しくはありません。
「独身の小姑」がいるとめんどくさい!?
独身小姑がいると「老後」の課題も深刻に
「小姑」が結婚していない、あるいは離婚したなどの理由で「独身」だと、より厄介な存在になるケースが多いです。
特に、独り身でいる小姑絡みで面倒なのが「老後」のお話。独身の小姑が無職になって生活に困窮すれば、兄or弟夫婦が面倒を見る展開にも至りがち。
兄弟夫婦は無職の小姑の面倒をみる義務がある!?
面倒をみる義理はあるのでしょうか?
法律上は、兄or息子夫婦は、小姑を扶養をする義務はありません。
しかし、小姑が困っているのに兄弟夫婦が知らん顔している…となると、親戚から厳しい目を向けられることになり、事実上、扶養せざるを得なくなるケースも少なくないのです。
小姑が独身だと同居も!?
独身の小姑が、病気になったり事故に遭ったりして独りで生活するのが難しい…となると、同居を視野に入れる家庭も多いです。
実際に、60代半ばに差し掛かった独身の義姉を姑と同居している家に迎え入れたA美さん(49歳/マスコミ関係勤務)によると「姑だけでも同居するのが大変なのに、その上、小姑までくるなんて、結婚したときには想像もしていない生活でした」とのこと。
さらにA美さんは「旦那が家のことに無頓着なので、女3人が一つ屋根の下で暮らす難しさをまったく理解してくれない……」とも嘆いていました。
その他、出戻りの小姑の収入が低かったり住まいがなかったりすると、兄or弟夫婦を頼るパターンも珍しくないです。
小姑の立場から見た「身寄り」と言えば、親か兄弟が一番に頭に浮かぶのが自然なだけに「助けて」ともなりやすいですからね。
困っている小姑を助けるのは、やぶさかでなくとも、その小姑の態度や発言によっては「あの人を助けるのは嫌!」となるお嫁さんの声も、結構耳にします。「小姑と同居!」は、思っている以上にお嫁さんにとって過酷な環境になりやすいのは間違いないはず。
嫌いな小姑とは距離を置くのがベスト!?
「小姑が嫌いだから、関わりたくない…」と思っているなら、無理して仲良くしようとせずに、最低限のお付き合いだけにとどめてしまうのもひとつの手です。
例えば、夫の妹と相続問題で揉めて以來絶縁に近い状態になっているというH佳さん(48歳/会社員)によると「夫の父親が亡くなった時の相続で、小姑の本性を見たんですけどあまりにセコくてがめつくて驚きました。夫も呆れていたくらいです。それ以来、私とは特に距離が生まれました」というエピソードも。
小姑と姑がタッグを組むとめんどくさい
親子なんだから価値観や好みが似ているのもある程度は「当たり前」。それなのに、数は力とばかりにタッグを組んで、嫁に何かを強いるケースもあります。なんてめんどうくさいっ!
その小姑と姑のタッグから守ってくれる旦那サマだったら心強いですが「俺は知らない。好きにして」と知らん顔をしちゃう夫だと、お嫁さんとしては孤独も感じがちです。
本来は小姑も「家族」ですから、仲良くできるに越したことはありません。
しかし、どんなにお嫁さんが「上手に付き合いたい」と思っても、義姉や義妹が攻撃的な意見ばかり口にする人だったり、お嫁さんをイライラさせるタイプだったりすると、理想通りにはいかないのもまた真実ではないでしょうか。
小姑との仲は夫の努力次第で変わる!?
時として姑より“危険な存在”になってしまう“小姑”ですが、このあたりは「嫁・姑問題」同様に、やはり旦那サマに理解してもらうことが、トラブル解消の近道です。
小さなトラブルの芽を丁寧に摘んでくれる夫がいれば、お嫁さんとしては心強いですよね♡
初出:しごとなでしこ