仕事と育児の両立の壁は「時間の制約」ではなかった!
政府が旗をふる、女性の活躍推進。
企業でもさまざまな取り組みをしていると思いますが、今後、ますます女性の活躍を促進していくためには、産休・育休から復帰した女性に対するケアも重要な要素。
会社として、制度や仕組みを整えることももちろん必要ですが、復帰社員の気持ちを踏まえたうえでのフォローも大切。
株式会社インディプロスは、育休から復帰して育児と仕事の両立に励む女性たちは、実際にどのような思いで日々仕事をしているのか、アンケートを実施。
そこから見えてきた、復帰のためのカギとは…?
復帰社員を部下にもつ上司はもちろん、職場に女性社員がいる上司の方は、ぜひ最後までしっかりと読んでくださいね!
復帰のカギとなる、復帰社員の多くが抱く【3つの気持ち】とは?
■1:復帰初日の不安な気持ち
復帰前に抱く最も大きな感情は「不安」。
しかし、実際に復帰した後には「思ったより楽しい」と思っている人が半数にも。楽しいと思えるポイントは、仕事内容の充実や、複数の世界をもつことによる充実感や、周囲のサポートなど。
復帰初日は、特に不安になりがち。あたたかく迎え入れる環境をつくることで、復帰社員の不安を軽減できそう!
■2:「家族のケアができているか/不安な思いをさせていないか」という心配や罪悪感
「時間的制約」に関しては、70%超の回答者が「会社の配慮は十分」と回答(1)。
一方、「子どものケアができるか/さみしい思いをさせないか」という家族への想いの理解に関しては、「十分」との回答は40%程度に(2)。
会社として、制度や仕組み面の整備はだいぶ進められてきている状況。そんななか、復帰社員がさらに活躍の場を拡げるためのステップとして、気持ちのケアが大切になってきそう。
■3:「自分が貢献できる場があることを実感したい」という気持ち
忙しい中でも仕事と育児の両立を頑張れる原動力に関しては、「自分が貢献できる場があることを実感したいため」が半数を超えてトップ。
しかし、仕事での能力発揮に対する会社のサポートが十分だったと回答した人は25%程度。
「自分が社会のために貢献したい」と思う気持ちは、復帰社員も同じ。その前向きな気持ちをサポートしてあげることが相互にとって大切ですね!
調査結果をもとに、いかにして女性の活躍を推進するかについて改めて考えてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:2014年以降2017年7月までに育休から職場に復帰した女性
有効回答者数:152人
調査結果詳細はこちら
▶︎産休・育休からの職場復帰に関する調査
初出:しごとなでしこ