家の顔である、“玄関”にまつわるイジメを受けた嫁も……!
■1:「玄関の靴箱を勝手に開けられ、靴を捨てられそうに」(33歳/医療関係)
嫁L未「姑が遊びに来たときに、勝手に玄関に行って靴箱を開けまくるので困っています」
編集部「え? 勝手に開けちゃうんですか? なんでそんなことをするのかしら」
嫁L未「姑は、私がハイヒールを履くといつも嫌味を言うんです。で、この時には靴箱を勝手に開けて『まだこんなに(ヒールが)高い靴がたくさんある!』『こんなもの履いてたら、下品な女にしか見えないのに!』なんてブツクサ独り言を言いながら『あなた私の話、ちゃんと聞いてるの?』ってお説教が始まりました。しまいには、台所からスーパーの袋を勝手に見つけてきて、そこに私の靴をポイポイ入れて『捨てなさいね』って言うんです(怒)」
編集部「え~っ! ヒドイ。で、どうしたんですか」
嫁L未「姑が帰ってから、元に戻しましたよ。いつも私のファッションに口を出してきて、本当にめんどくさいんです」
■2:「テレビドラマみたいにほこりチェックされました」(28歳/介護施設勤務)
嫁K子「まさか自分が姑のイジメに遭うとは思ってもなかったんですが、玄関先の棚でほこりチェックをヤラレました」
編集部「ん? ほこりチェック?」
嫁K子「はい。指をすーっと棚にはわせて、ほこりの有無をチェックするやつです。うちは共働きなので掃除は週末にまとめているんですけど、金曜の夜にたまたま姑がお菓子を届けにきたときに、ほこりっぽく思ったようで……。ツーってやった後に『掃除してないの?』って、怖い顔で聞かれました」
編集部「掃除はまとめているから、ちょうどほこりがたまり始める頃合いだった……ってことですね。それにしても、指でツーっとチェックする動作って、想像するだけでも怖い! 平成の今でも本当にやる人、いるんですね……!」
■3:「私の靴だけいつも遠くに…」(34歳/専門職)
嫁Y恵「夫の実家に遊びに行くと、私の靴だけがいつも遠くに置いてあります」
編集部「え? それって、脱いだ靴の話ですか?」
嫁Y恵「そうです、家に入るときに脱いで揃えて置いておくじゃないですか。邪魔にならないよう、玄関の横のほうに夫や子どもの分と一緒に私が揃えておくんですけど、帰るときにはなぜか私の靴だけが玄関の扉側の端っこに行っていて、靴下のままタタキに降りないと取れないところに動いているんです」
編集部「それは不可解。Y恵さんが知らないうちに移動しているわけですものね」
嫁Y恵「はい。それが遊びに行くたびに毎回なんです。私は、姑からの地味な嫌がらせだと思っています……靴下が汚れるし冬場は足裏がヒンヤリするしで、結構イヤ〜な気持ちになります」
家の顔である“玄関”にまつわるイジメでギョッとしている嫁も。
心が折れそうになることをシレッとやってのける姑って本当にタチが悪いけれど、お嫁さん、こんなイジメには絶対に負けないで!
初出:しごとなでしこ
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。