「田中先輩、無事に赤ちゃん産まれたみたい! 育児が大変ってLINEがきてたけど、一姫二太郎で羨ましいよね~」と同僚から話しかけられたら、どんな家族構成が頭に浮かぶ?
「一姫二太郎」は、結構よく使われる表現だけに、間違って認識していると恥ずかしい言葉のひとつ。
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「一姫二太郎」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.女の子1人と男の子2人
2.最初は女の子、次に男の子
正解は?
2.最初は女の子、次に男の子
「姫」や「太郎」は、それぞれ女の子と男の子を例えた比喩だけれど、本来は、人数ではなく産まれた順番を指していることばです。
意味を間違えて覚えていると、会話が噛み合わなくなるので気をつけたい!
冒頭の田中先輩は、最初に女の子、次に男の子を産んだというわけです。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では87%が正解していますが、12%つまり1割以上の人が、誤った意味を正しいと思ってしまっています(2018年1月23日現在)。
女の子1人と男の子2人の3人きょうだい、と解釈する向きもありますが、伝統的な意味は次のとおりです。
※ ※
いちひめにたろう【一姫二太郎】
子を持つには、最初は育てやすい女の子で、次は男の子がよいという言い伝え。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ