<2018.3.8更新>
「花粉が付着しやすい衣類」にはこのスプレーをすべき!
日本気象協会では、2018年春のスギ花粉の飛散開始時期は例年並みの2月上旬と予測していて、都心でも2月中旬には本格的な花粉シーズンに突入する見込みです。
さらに、今年は東北、関東甲信、四国地方では前シーズンの1.5倍以上の飛散量になると予想されていて、早めに十分な対策をしておく必要がありそう…
■ウールセーターやポリエステルフリース1枚に付着した花粉は…約10万個!
花粉対策で見逃しがちなのが、衣類に付着した花粉。ライオン株式会社が、「衣類に付着して家の中に持ち込まれる花粉」と「1時間の換気で窓から侵入する花粉」では、どちらが多いのかモデル実験を行いました。
花粉の飛散時期の気候を再現した実験室内に静電気を発生させた衣類を着用したマネキンを置き、花粉飛散後、衣類に付着した花粉の数をカウントしていった結果…
ウールセーターやポリエステルフリース1枚に付着した花粉は、なんと約10万個!!
1時間の換気で窓から侵入する花粉数よりも、6倍以上も多い花粉が衣類に付着して家の中に持ち込まれることがわかりました。
■花粉の付着量は「衣類の素材」や「静電気」が影響するんです! 花粉を室内に持ち込まないために…このスプレーを心がけて
まず衣類の表面の凹凸の状態によっても、花粉の付着しやすさが変わってきます。
「花粉が付着しにくい衣類」は凹凸が少ない生地のもので、トレンチコート、ジャンパー、トレーナー、チノパンなど。
「花粉が付着しやすい衣類」は毛羽や凹凸がある生地のもので、ウールのコート、セーター、コーデュロイのパンツなどが挙げられます。
さらに、花粉は静電気が発生すると付着しやすくなります。
綿のように発生しにくい素材もありますが、男性は「ふくらはぎ」「スラックスの裾」、女性は「コートの裾」「おへそまわり」などが主に静電気が発生しやすい箇所です。
また、「かばんとこすれる部分」も静電気が発生しやすいことが実験でわかりました!
▲実験方法:摩擦して静電気を帯びたポリエステル布をスギ花粉が入った箱の中につるしたあと、箱を叩くことによりスギ花粉を舞い上げ、布の表面をマイクロスコープで観察[測定条件:12℃、32%RH]
外出先から戻った時に花粉を払うだけでなく、外出前に衣類全体に「エレガード」などの静電気防止スプレーを使用すると花粉の付着を抑えることができます。特に、上記の部分は忘れずにスプレーするようにしましょう!
情報提供元/ライオン株式会社
初出:しごとなでしこ