大雪予報が出ていたとはいえ、まだ降り始めてもいなかった月曜の朝。
ホーロー鍋を下の棚から出そうとした瞬間、人生初のぎっくり腰というヤツに襲われました…。
一瞬何が起きたのかわからかったほど、初めての感覚だったピキーン! ってやつ。その後10分ほど座り込み…、死ぬ思いで立ち上がったときには10m歩くのが精一杯。
30分ほど立ち尽くして悩んだ末、その日の出勤は断念。
そして、ゴッドハンドと名高い近所のカイロプラクティックの先生にアポを入れました。
「雪の日や急激に冷え込んだ日ほど、腰痛になる人いるんだよね」
これが先生の第一声。
私にとっては人生初の体験でも、先生にとってはよくあること(そりゃそうだ)。
でも、そんなこと知らなかったー!(涙)
というわけで、先生に聞いた腰痛を覚えたときにすべきポイントを紹介します。
【腰痛対策1】少し痛みを覚えた程度なら、寝る前に念入りな腸腰筋ストレッチを
腰周りの筋肉の緊張状態が長く続いた結果、寒さなどが引き金になって腰痛はやってくるそう。
特に冬は寒いからと体が縮こまった状態で歩くことが多いですよね。また、大雪の翌日は路面が凍結しているからと、いつもより体をこわばらせて歩いてしまいがち。だからストレッチは必須ですってよ!
ストレッチすべきは腸腰筋という部分。具体的なストレッチ方法はご自分で検索いただくとして、覚えておきましょ。(※ぎっくり腰の人は、痛みが治まるまではやっちゃダメ)
【腰痛対策2】温めるか冷やすかは急性か慢性かで判断
私のような急性腰痛の場合は、まずは冷やして炎症を抑えるのが先決だそう。
お風呂もなるべくシャワーで済ませ、2日ほどは冷やして様子を見ること。ちなみに湿布類はあまり意味がないそうで、小さな保冷剤をハンカチで包んで痛みのある患部に当てて、こまめに代えるほうがいいそうです。
その一方で、慢性腰痛の人は温めるのがベター。
温湿布やホッカイロ、お風呂などで温めてほぐすと、こわばりがほぐれて痛みの軽減が期待できるそう。
急性腰痛の人も痛みが取れたら、温めてOK。
【腰痛対策3】歩くときは歩幅を小さく、オフィスでは1時間以上同じ姿勢をしない
普段通りの歩幅で歩こうとせず、小さな歩幅で少しずつ歩くのが腰にはいいそう。その際は足元ばかり見ないで、目線は遠くにするのがコツだとか。
また、オフィスに着いたら、ずっと座りっぱなし、立ちっぱなしは避けること。1時間に1度はトイレに行くなど、動かすことも大事なんだって。
また、長く座るオフィスの椅子の高さも重要。腰、ひざ、足首がそれぞれ直角になるように椅子の高さを調節して座って。脚を組む、足首を椅子の下の方に引く、などの姿勢をとると腰に負担がかかります。骨盤を立てて、腰、ひざ、足裏で体重を分散して受けとめるイメージでまっすぐに座ってください。
【腰痛対策4】動けるなら動く! 絶対安静より動いたほうが治りが早い
少し前までは「2〜3日は絶対安静」と言われていたけれど、最近では「動かせるなら動くほうがいい」というのが新常識だとか。
もちろん、「無理しない程度に」ではありますが、可能な範囲で動いているほうが治りは早いそう。
実際、そう言われたワタクシは2日目には電車に乗って会社へ出勤。時短勤務にはしてもらいましたが、3日目には「ちょい痛」くらいまでに痛さが激減していて感動!
【腰痛対策5】睡眠をしっかりとる
前述したとおり、腰周りの筋肉の緊張状態が長く続いた結果、寒さなどが引き金になって腰痛はやってきます。
そのため、緊張状態をほぐすには、睡眠をしっかり取ることも効果的だそう。
ちなみにワタクシ、ぎっくり腰になった当日、2日目ともに10時間以上寝ました。すると翌朝は必ず前日よりも改善しているという手応えアリ!
寝ているときに態勢を変えるのは難儀ではありましたが、睡眠の大事さは身をもって痛感しましたよ。
寒さによる腰痛を覚えた人は、ぜひ上記を心掛けてみてくださいね!
初出:しごとなでしこ