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LIFESTYLE

2018.01.17

脳が中毒になりかけてる! 実録「リアル脱出ゲーム」体験記

消費家・商業マーケティングコンサルタント 黒島美紀子さんが、話題の「リアル脱出ゲーム」を体験。ハマる人が続出中するその理由を考察します。

『東京ミステリーサーカス』リアル脱出ゲームに行ってきました!

最近、東京の地下鉄に乗っていると、こんな東京メトロさんのイベント広告によく出くわす。

「地下謎への招待状」

やみくろが潜んでいそうな、暗く長く続く地下のトンネル。我々が知り得ないような「地下謎」はいっぱいありそうだ! …ちょっと気になる。

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思わず、パソコンから「地下謎」を検索。
ほう、練習問題がある。
小学生の時に熱中したような様々な謎解きをしながら進んでいくのね。地下鉄に関係する言葉がどんどん浮かび上がってくる。

しかしクイズ問題とはいえ、考えることを忘れ、サビついて、柔らかくない大人の頭にはいい運動になる。Facebookでも友達が何人かトライしていたし、やっぱみんな気になってるんだね。

と、そこでハタと気がついた。
ん? これって「リアル脱出ゲーム」と書いてあるぞ?

そうなんです、クロシマったらちょっと前に「リアル脱出ゲームの大きな施設ができたので、遊びにきませんか〜?」とサトウ君に誘われていたのだった。

脱出ゲーム? なんか怖い檻みたいのに閉じ込められて、ガタガタ動いたりして怖いんじゃないの? 撃たれたりするの嫌だしと…勝手に回避していたのだが、もしかして、こういうのものを脱出ゲームというのか!?(そしてもしかして、なでしこの皆さんはとっくに知っているのか!?)

ということで、おそるおそるサトウ君のお誘いに乗って「体験レセプション」に行ってみたクロシマ。

指定された場所はクールジャパンの殿堂、シンジュク、それも歌舞伎町だった! ほら、やっぱり脱出ゲームって怖い…! なぜか意味もなく怯えるクロシマ。

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西武新宿駅にほど近いところにその脱出ゲームの館はオープンしていた。

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その名も、『東京ミステリーサーカス』

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ドキドキ…。

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恐る恐る向かった先で出迎えてくれたサトウ君に思わずしがみつく。

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「どのゲームを楽しんでみますか?」の問いに、わけもわからず、とりあえず1番上のやつを選んでみたクロシマ。

ということで、これから100分の脱出を楽しみに行ってきまーす!
(以下、ネタバレ注意)


『沈みゆく豪華客船からの脱出』。

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入り口を入るとそこは100人くらい座れる大広間だった。

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だが、謎を解くのはチームごと。1チーム4人で挑戦するらしい。
ちょっとは豪華客船をイメージしている…(のか?)周りのクルーがお出迎え。

そこで空いている席に通される。
絶賛営業活動中のサトウ君をむりやり巻き込み、あとはふたり組の女子が隣に座る。

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この写真おふたりが今回のチームメンバー。
聞くと、リアル脱出ゲーム系が大得意で、もう両手では数えられないくらい参加しているらしい。よ、よかった…(ほっと胸をなでおろすクロシマ)。

机の上には色々な道具と液晶パネルそしてコントロールパネル。なにやら色々文明の利器をうまく活用してこのゲームは成り立っているらしい。

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船長がでてきて、この船、トリアイナ号と今回の主役(そう我々と船との唯一の架け橋である)船員ルネちゃんの紹介を早々にすますと、「よーそろー」。我々を乗せた豪華客船は出航したのだった。

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タイトル通りゲーム開始早々船は氷山にぶつかり沈み始める。

そして、我々は船室にただ4人閉じ込められてしまったのでした。
それを心配して戻ってきたルネも操舵室に閉じ込められ…、お互いの唯一のコミュニケーションは、船室の窓からのアイコンタクトと液晶パネル(窓の想定)を通しての会話のみ。
あれこれ自分のことを忘れて私たちのために奔走してくれるルネに思わず、心が傾く。。。ありがとうルネ。あなただって沈んで行ってしまいそうなのに。

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焦る、考える、焦る、考える…。

様々なキーワード、机にある道具を駆使し、窓越し(アイパッドのようなタッチパネル)とルネと我々をつなぐコントロールパネル、それの操作でルネと窓越しにコミュニケーションを取り合い、謎を解き明かしながら一歩ずつ船からの脱出を図るのだが、でも船は沈みゆく…!

時間が!! 間に合わない!
自分だけで考えていたら全く歯が立たなそうな謎も、

「あっ待ってこれ、さっきのあれだして!」
「はいっ」
「このキーワードどこかで出てきたような……あれじゃない?!」
「そうだ、すげー」

と会話があちこちで飛び交う。

でも、次々に立ちはだかる障害(謎解き)…間に合わない! いや間一髪か?

そしてついに終了。。
カウントダウンが0に。。(疲労困憊)

疲れ果てた消費家を尻目に、最後にはゲームの解説者がでてきて、謎を解き明かすのだった。

「あなたはあそこでこうやりませんでしたか?」
「ここはこういう意味だったんです」

あーっ!
そうか、あの時こうしていれば。。。泣
あちこちであがる息をのむ音、そして断罪された後悔さきに立たず、いや航海さきに立たずか?

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そして、エピローグ。

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「。。。」
荒れ狂う波も収まり(あ、いや氷山にブツかっただけだから、海は荒れ狂ってはいなかったのか? でもそんなざわざわ高まった気持ちだった)白々と登り出す太陽。そして静かな波。

私とルネの航海、いや沈みゆく豪華船からの脱出も終わった。。
そう、かすかな後悔と共に。(あー、これ以上言うとネタバレになってしまう…皆さんにもぜひ味わってほしい)

100分があっという間のこのゲーム。
にわかにできた4人組ではお互いが意見を交換し、お互いを励まし、褒め、協力と協議でチームワークは完璧に。全く見ず知らずの人だったのに、もうそこには不思議な連帯感。

部屋を見回すと、喜び合っている4人組、悲しみに浸る4人組。
それぞれに違う表情でお互いを称えあっているのであった。

ということで最後に記念撮影のおまけまで!(これで友達になる人、多いだろうなー)

ありがとう、友よ。。。(おおげさ)

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またすぐに行きたくなる! リアル脱出ゲームは中毒性あり

さてさて脳から溢れ出たこのドーパミン、報酬系快楽。実は中毒性もあります。そう、消費家、この半分の達成感、そして半分のこの後悔。
このゲームのネタはわかってしまったので、もうこのゲームにはトライできないけれど、そう、まだまだ他の脱出ゲームがこのミステリーサーカスにはあった。そしてこの脱出ゲームは日本でも各地にイベントや常設やらであるらしい。他の脱出ゲームにまたどうしても行きたい! と、脳が中毒になりかけているのだったー。

次回の私の目標は…

絶対これよこれ!
ちょっと見る限りではあのテーブルの上でプロジェクションマッピングの色々不思議な世界が観れるやつらしい! 早く行きたいー!

ところで、消費家クロシマを色々助けてくれた(たまたま一緒になっただけなのにありがとうございました)我らがチームのリーダー、だてあずみちゃん。(上記写真右下)

なんと! 神保町でボードゲームカフェ、「アソビcafé」というののオーナーをやっているらしい。

世の中には知らない世界が色々あるんだな…。(「マツコの知らない世界」にも取材されているじゃない!)
どうりでシッカリしてて、そしてゲームに詳しいわけだ。あずみちゃん、今度神保町にも遊び行きます!(こっちのカフェもドーパミン中毒系だったりして?)

初出:しごとなでしこ

黒島美紀子 MKシンディケイツ代表

消費家・商業マーケティングコンサルタント
アパレル、セレクトショップ・百貨店を経て独立起業して早や10年余。数々のお買い物の実践と失敗を繰り返し、ファッション、ビューティ、グルメ、ライフスタイルの動向を消費者目線で考察。また、世界各地の商業スペースやブランドをチェック、消費活動を通じたマーケティングを行い、企業と消費者を結ぶ。


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