「今度のプレゼン、勝負をかけてるから、ちゃんと模擬実験しておいて」と、先輩から指示が飛んだら、ビジネスマンとしては失敗したくない場面。
ところでこの「模擬実験」、英語で表現するビジネスシーンも多いけれど、あなたは正しく言えている自信がありますか?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「ある現象の模擬実験」あなたは、どちらを使いますか?
1.シミュレーション
2.シュミレーション
正解は?
1.シミュレーション
正しくは「シミュレーション」。英語のスペル「simulation」を頭に浮かべると、言い間違いを防ぎやすい!
ちなみに「シュミレーター」なんてことばもありますが、「シミュレーター」の誤りです。
どちらもビジネスシーンで使うことばだから、言い間違えると恥ずかしい!
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では76%の人が正解していましたが、23%つまり約2割強の人が、誤った読みかたを正しいと思ってしまっています(2018年1月14日現在)。
英語ではsimulationとつづります。現実に想定される条件を取り入れ、実際に近い状況をつくり出すことで、多く「模擬実験」と訳されます。『大辞泉』ではその他、「サッカーで、反則の一。相手チームの選手から反則を受けたかのような演技をして、審判を欺くこと」という解説なども掲載しています。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ