職場のみんなでカラオケに行ったら、上司が歌いたがっている曲がシステムに登録されてなかった!
こんなシーンでは、お酒が入って上機嫌な上司が「よーし。じゃあ、アカペラで歌っちゃうかな!」などと言い出す展開もしばしば……。
ところでこの「アカペラ」ということば、伴奏なしで歌う行為を指しているのはわかる人が多いはずですが、正しい表記まで覚えているかと聞かれれば、自信がない方もいるのでは?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「楽器伴奏なく歌うこと」あなたは、どれで書きますか?
1.アカ・ペラ
2.ア・カペラ
3.アカペ・ラ
正解は?
2.ア・カペラ
「ア」のあとに「・」を入れるのが正解。会話だと「アカペラ」と続けて口にしてしまいますが、正しい表記には「・」が入ります。語源はイタリア語です。しかも、そもそもは「無伴奏の合唱曲」を指すことばでした。
ちゃんと表記できると、かっこいい!
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では70%の人が正解していましたが、20%は「アカ・ペラ」9%は「アカペ・ラ」を選んでいました。つまり約3割の人が、誤った表記を選んでしまっています(2018年1月14日現在)。
ア‐カペラ【(イタリア)a cappella】
《礼拝堂ふうに、の意》楽器の伴奏を伴わない合唱曲。また、その様式。パレストリーナなどの宗教的合唱曲など。転じて、無伴奏で歌うこと。無伴奏の合唱、独唱の意でも用いられる。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ