上司からムチャぶりされ「あーー! もう今日の仕事ボイコットたい!!」と、ランチタイムに愚痴をこぼす同僚や後輩。
こんなシーンは、思わず「何があったの!?」なんて聞きたくなりますよね。
ところで、時折耳にする「ボイコット」ということばの由来、みなさんは正しく認識していますか? よくよく考えると、ちょっと不思議な語感のことばですよね。
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「ボイコット」は、何に由来する言葉でしょうか?
1.地名
2.人名
3.書名
正解は?
2.人名
抗議運動のひとつとして知られる「ボイコット」は、チャールズ=ボイコットという人物に由来することば。つまり人名だったのです。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では58%の人が正解していましたが、27%が「地名」13%が「書名」を選んでいました。約4割の人が、誤った由来を正しいと思ってしまっています(2018年1月10日現在)。
ボイコット【boycott】
(1)組織的、集団的にある商品を買わずに、取引を拒絶すること。不買同盟。
(2)団結して特定の人を排斥したり、会合や運動などに参加しないこと。
[補説]1880年ごろのアイルランドで、小作人から排斥された土地差配人ボイコット大尉の名に由来。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ