【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】から、つい間違えがちな漢字や表記などをクイズ形式で出題します。今回は意外と知られていないことばの語源をチェック!
「ねぇねぇ、あの服のシルエット、おしゃれだよねー」と同僚から話しかけられたら「洋服のアウトラインがおしゃれ」という趣旨は、なんとなくわかるもの。
ところで、この「シルエットが素敵!」などの表現は、ちょっとした会話やファッション記事でもよく出てきますが「シルエット」の語源を聞かれると、答えられない人もいるかも?
よく使われることばだけに、由来を知っておくとかっこいい!
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「シルエット」は、何に由来することばでしょうか?
1.地名
2.人名
3.書名
正解は?
2.人名
フランスの蔵相だったエティエンヌ・ド・シルエットが、倹約のために影絵風の肖像画を好んだことからついた名前とされています。
英語っぽいですが、実はフランス語からきているんです。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では58%の人が正解していましたが、23%は「書名」、17%は「地名」を選んでいました。つまり約4割の人が、誤った由来を正しいと思ってしまっています(2018年1月10日現在)。
シルエット【(フランス)silhouette】
《極端な倹約策を行った18世紀のフランスの蔵相Silhouetteの名からという》
(1)横顔などの輪郭を描いて、中を黒く塗りつぶした絵。影絵。
(2)後方から光が当たって浮かび上がった風景や人物などの輪郭。
(3)一般に、物の輪郭。全体の形。アウトライン。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ