息子夫婦に過干渉なお姑さんがいると、電話やLINEで干渉されまくるお嫁さんも。そこでかわいそうな嫁に聞いた姑のトンデモ過干渉エピソードをぶっちゃけ紹介します。
■1:いきなり電話してきて「不良」呼ばわりされます(37歳/フリーランス)
嫁F美「夫は私の15歳年上の年の差婚なので、姑はもう結構な歳なんですけど、いつも思い立ったように電話してきて、私がどこで何をしているのか聞かれます」
編集部「高齢になって、さみしいのかしら?」
嫁F美 「そんなかわいいものじゃありません。素直にどこで何をしているかを伝えると、まずお説教が始まって、何をしていても文句なしには終わりません。例えば、私はホットヨガに通っているんですが、ヨガ帰りに電話がかかってきてこれから帰るところだと言うと『この不良が! なんで家にいないの!』って怒鳴られるんです」
編集部「アラフォーのお嫁さんがホットヨガに行くだけで、不良って……嫁は家にいて当たり前、という考え方なのでしょうか」
■2:家の合鍵を渡してほしいと泣かれます(34歳/公務員)
嫁W里「ウチの姑は、LINEや電話でいきなり連絡してきて、私たちの家の合鍵を渡してほしいと懇願してくるんです。最初はLINEで来て、放っておくと今度は電話してきて『私のことを信用できないのか』って泣かれます」
編集部「え? 合鍵って、息子夫婦の家の合鍵が欲しいってことですか?」
嫁W里「はい。どうやら娘夫婦(夫の妹夫婦)が渡しているみたいなんですけど、それで勝手に家に入って料理とかするらしいんです。その話を聞いているので、姑に合鍵を渡す気にならなくて……いくら身内と言えど、留守の間に勝手に家に入られるのは勘弁してほしい」
編集部「なるほど……いつも電話がかかってくるお嫁さんも、大変ね! ご主人が、毅然と断ってくれるといいですよね」
■3:「結婚しました」のハガキに姑の名前を入れろと…(36歳/専業主婦)
嫁Y子「去年の暮れに、結婚と同時に姑と同居を始めたんですけど『結婚しましたハガキ』に、自分の名前も連名で入れてくれとうるさくて困っています」
編集部「一緒に住んでいるから自分の名前を入れてほしい、ということでしょうか?」
嫁Y子「姑としてはそのつもりみたいです。でも『結婚しました』のハガキに姑の名前が入っていたらおかしくないですか? なのに『私の名前を書かないなら、そんなハガキを作るのは許さない!』って、ずっとうるさいんです。なのでまだ、結婚報告のハガキを作れていません。年賀状で書きたかったんですけど、姑との件があるので、今年は仕事の関係者だけに旧姓で出したんですよ!(泣)」
編集部「ご主人はなんと?」
嫁Y子「自分の結婚ハガキなのに、『お袋がそこまで言うなら、書けば?』って。この同居、前途多難です」
■4:新築した家に来た姑は夫婦の寝室にずかずか入り込み「ティッシュがない!」と叫んだ(36歳/語学学校講師)
嫁N江「夫婦共働きで貯金をため、小さいながらも都内に新築の家を建てたときのこと。地方に住む主人の両親が家に遊びにきたとき、到着するなり勝手にいろいろな扉を開けて中をジロジロ見て」
編集部「案内する前に勝手に家の中を!? それはずいぶんとデリカシーのないご両親ですね」
嫁N江「しまいには、夫婦の寝室に入って義母が叫んだんです。『ティッシュの箱がないじゃない! これじゃ妊娠できないはずよ』と。私たち夫婦は子供に恵まれず、長いこと不妊治療もしていたし、その話は双方の両親にもしていたのですが……このときのひと言がショック過ぎて、今思い出しても涙がでます」
編集部「ひどいっ! 嫁の立場を超えて、同じ女性としてありえない発言ですね…ご苦労お察しします」
嫁の動向に干渉したがる姑がいると、お嫁さんの立場としては本当に大変! よく、お正月の帰省で姑に意地悪されるお嫁さんの話がありますが、過干渉気味な姑がいるとお正月だけの我慢では済まないんです。お嫁さん、がんばって!
初出:しごとなでしこ
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。