ラブラブなときには四六時中、顔を合わせるのがあんなに楽しかったのに……そんな破局寸前の社内恋愛カップルが送りあっているLINEを覗いてみましょう。
1:「ヤバい。鈴木さんに『最近どう?』って聞かれた」
「そろそろ破局かな~」の空気がふたりの間に漂っていると、ラブラブ期には彼の話ばかりしていた女子でも、静かになってしまうもの。そんな変化を敏感にキャッチした同僚から「最近、どう? 仲良くしてるの?」なんて話しかけられた日には、ふたりにとっての大事件に!
「ヤバい。鈴木さんから『最近どう?』って聞かれた……」「なんて返せば怪しまれないかなぁ……」などと、同僚から自分たちが注目されていることを共有し、対策を練っています。
2:「別れるって、誰に言ったほうがいいかな」
社内恋愛組が「もう別れる」と決めた段階で気になっているのは「別れたあとに誰に報告するか問題」。付き合ったときに盛大に報告してしまったカップルほど、別れたときに噂の対象にもなりがちだけに、すでに気持ちは冷めているふたりの間に「どうしよう……」という共通の重めな課題が生まれます。
破局は、本来なら誰にも報告したくないネガティブな報告だけれど「社内恋愛」という狭い世界で恋愛してしまった代償として、最後の共同作業よろしく「誰に報告するか」を、お互いの名誉のために相談しあっています。
3:「俺、田中さんと付き合うかも」
社内恋愛が破局したあとに、どちらかの次の恋愛も同じように社内恋愛となると、「相手に黙ったまま乗り換えると、同じ社内だけにトラブりそう」と、律儀(?)に考える人も。しかし、別れるのが決まっている、あるいは別れたという段階で「次、●●さんと付き合うかも」と報告のLINEが届いた側としては、なんとも微妙な気持ちに。「そういうわけなので、色々とよろしくです」が言いたいのはわかりますが、社内恋愛でなければこんな報告、不要だったのに!
社内恋愛はうまくいっているときにはバラ色、でもひとたび関係が悪化するとふたりの間に飛び交うLINEは気苦労の嵐に。みなさんの周りにも、こんなLINEを送りあっている社内恋愛の破局組がいるかも!?
初出:しごとなでしこ
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。