手帳メーカーの書籍編集部で働く女性・山下さんの手帳の工夫
「手帳は高橋」のキャッチコピーで知られる、高橋書店。18年版1月始まりの手帳は255種類を展開し、全国の書店等で発売中です。そんな手帳メーカーで働く女性が実践する、効率的な手帳の使い方を教えてもらいました!
今回は、高橋書店の出版事業のなかの書籍編集部で児童書や実用書の企画・編集をしている山下さんの手帳を拝見♡
山下利奈さん(31歳)書籍編集部
「いま世の中に求められている企画を探して、著者やデザイナー、ライターといった各方面のプロの方とチームを組んで、一冊の本にまとめています。
業務は日によってまちまちですが、企画の取材に出かけたり、原稿をチェックしたり、撮影をしたりしています」
■山下さんの手帳、拝見! 持ち運びしやすい&目的別の記入欄があるB6判を愛用
「せっかく手帳メーカーにいるので、入社してから毎年異なる手帳を使うようにしています。ただ、手帳のサイズだけは、持ち運びやすくも記入欄のたくさんある『B6判』が譲れなくて! 昨年使っていたのは『No.356 シャルム6』という形です」
「昨年1月から使い始めているこの手帳は、仕事中も気分が明るくなるオレンジ色もお気に入り。中のページは、弊社オリジナルの記入形式『リンクアップ式』で、十字に仕切られた記入欄が特長。予定、家計簿、メモなどたくさんのことを手帳に書くので、4つの枠を自分なりに使い分けられそうだなと思って選びました」
■月間ページはシールなどを活用! 後々振り返りたい内容は週間ページにメモ
■POINT1.シール・スタンプを活用! 季節に合わせたプチイラストをプラス
「予定がある日はシールやスタンプで見やすくまとめます。仕事柄よく書店に行くので、文具コーナーでかわいいシールを見つけるとつい手に取ってしまいます! 月間の枠に納まる小さめのサイズを選んで買うのですが、最近は手帳用のシールもたくさん出ていて嬉しいです。
絵心はないのですが…プチイラストを入れたりして予定をわかりやすく管理、見ていて楽しくなるMY手帳になるように心がけています。8月は海をイメージしてラッコ、12月はクリスマスツリーなど、なるべく季節感がでるイラストを描いています」
■POINT2.週間ページをうまく活用! 予定以外のメモはこのページに書き出す
「仕事の目標や細かい数字などは、別のノートに記入するようにしているので、この手帳はプライベートの予定やメモに使う割合の方が多いです。
以前はメインの手帳のほかに、日記、家計簿、仕事用の手帳と複数冊を使っていたこともあったのですが、これらを毎日使いこなすのは大変だったので…
いまは1冊の手帳の『週間ページ』に、『思いついたことをひと言書く日記』や、食べたものメモ、10円単位は切り捨てるざっくり家計簿、取材やセミナー等で学んだこと、企画のネタなどを全部書くようにしました」
「ひとこと日記はメモ部分に、十字の記入欄の右上にざっくり家計簿、右下に食べたものメモ、左上には企画のネタと、それぞれ適したページに書きわけて、振り返れるようにしています」
■POINT3.「これを書かなきゃ!」としばられずに、書き込むことを楽しむ
「私の使い方は、月間はスケジュール一覧、週間は細かい毎日の記録、横ケイメモはセミナーなどのノート代わり、方眼メモは数字や表のメモに活用していますが、手帳の使い方に正解・不正解はないと思うので、これを書かなきゃ! としばられるのではなく、思いついたときに楽しく書き込んでいくのがいいと思います!
ただ、同じ情報は決まった枠に書いてくと、あとからとても見返しやすいですよ」
新年から新しい手帳になったみなさん、山下さんの手帳の使い方を是非参考にしてみてくださいね!
取材/サワダユキコ
初出:しごとなでしこ