夫のモラハラとかDVとかって、離婚原因でもよく挙げられます。そして世の中には、四六時中モラハラしまくっているダメすぎる夫だけではなく、なにかの引き金により、日常で突如としてモラハラ夫に豹変する男もいるのです。めんどくさ……。
■1:食事が気に入らない
モラハラ夫の多くは、妻の手料理に不満があるとモラハラに走ります。「変な味」「マズイ」などと失礼な言葉を吐くのは序の口で「どうやって作ったら、こんなメシが作れるんだよ?」と嫌味を口にしたり黙ったままお皿を突き返すなどの性悪な態度に出たり。モラ男は、物事が自分の思い通りに進んでいるうちにはご機嫌ですが、ひとたび気に入らないことがあると、一瞬にしてモラハラ夫に変身するのです。
「ならば、自分でご飯作れば……?」と言いたいところですが、モラ男を刺激すると余計に面倒な展開になります。本当、めんどくさいですね。
■2:母親(姑)の話題で過剰反応
モラハラ夫にはマザコンも珍しくなく、言ってみれば“マザモラ夫”として、母親絡みの出来事をキッカケにモラハラに走るタイプもいます。
「明日、お義母さんがウチに来るって言うんだけど、予定があるから断っちゃった」など、妻は普通の会話をしているつもりでも、マザモラ気質が強い男ほど「はぁぁ!? お前、お袋が来たいって言ってんのを勝手に断ったのかよッ!? なに考えてんだよッ、お前、どこまで性格悪いんだよッ!」などと、母親が絡むとなぜか勢いづき、妻を貶めるような暴言を吐くのです。本当、めんどくさすぎます。
■3:普通は「どうでもいい」ことに気づく
モラハラ夫の多くは「妻は、自分の思い通りに動く存在」だと信じてやまないのか、妻の些細な動きが気に入らないというだけで、モラハラに走るタイプもたくさんいます。「お前さ、さっきお釣りを受け取ったときに、なんで1枚ずつ確認しなかったんだよ?」「君は、なんで洗面所を使うときに、端っこに立たないんだよ?」などと、一般的な人からすると「どっちでもいい」と思えるような動きにイチャモンを付けるのが得意なのです。
極め付けに「バカなの?」「もうちょっと考えたら?」などと、妻の能力を否定するような言葉を浴びせるから、本当にめんどくさいですね。
モラハラ夫には、世間では「穏やかで優しそう」なんて言われている男もいるから厄介です。普段からモラ男らしく振舞っていてくれれば、そんな男と結婚しないで済んだのに。みなさんがお付き合いしている彼が、“豹変型モラ男”でないことを願うばかりです♡
初出:しごとなでしこ
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。