長谷川喜美さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、空間デザイナー・長谷川喜美さん。
空間に関する様々なデザインを手がけ、トップクリエイターとして活躍しています。
長谷川さんが空間に興味をもったきっかけは、学生時代に家族で行ったヨーロッパ旅行での出来事。
薄暗い教会に訪れた際、急に日差しが差し込み、ステンドグラスの模様が床一面に広がったそう。その光景を目にした長谷川さんは「空間が変容するのって面白いな」と思ったといいます。
そして、空間のデザインに興味をもった長谷川さんは、桑沢デザイン研究所を卒業し、大手施工会社やデザイン事務所を経て独立。2004年に自身が代表を務める「ベルベッタ・デザイン」を設立します。
2009年には、11年ぶりに復活し話題となった表参道のイルミネーションをデザイン。
今年は、東京の丸の内、東京ドームシティ、二子玉川ライズをはじめ、大阪・札幌・青森など全国6ヵ所以上のクリスマスイルミネーションに携わっています。
長谷川喜美さんの「7つのルール」
さて、そんな長谷川喜美さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…
1.午前中は話さない
頭がフレッシュな午前中にクリエイティブ作業を行う。作業に集中したいため、午前中は周囲と話したり連絡をとったりしないという徹底ぶりです。
2.空き時間に日本庭園を巡る
空き時間を利用して、日本庭園を巡ることにしているそう。Webや本などでも見ることができるけれど、実際にその場所を訪れることによって、思いや想像が蓄積され、ひらめきに繋がるのだとか。
3. 音楽で季節感を保つ
プロジェクトの多くは、本番の数ヶ月前から始動するので、真夏にクリスマスイルミネーションについて考えることも! そのため、音楽で季節感をインプットしてその季節の気分を保っているそう。
4.休日は仕事をしない
子どもが生まれてからは特に「休日は仕事をしない」という考え。出産を機に、仕事部屋として使っていた自宅のスペースを改装し、思い切ってオフィスを移転。
5.大仕事の前にはネイルを変える
プロジェクトの中では、デザイナーとして強く発言しないといけないシーンがたくさん。女性らしいところを振り返るという意味も込め、ネイルをしているそう。職業柄か、ついついネイルの細かいレイアウトまでこだわってしまうのだとか。
6. いつも120点の仕事をする
平均点を出し続けていたら、仕事はなくなると思っていて、常に120点を目指しているそう。クライアントの意向や費用など色々な条件があるなか、「自分のデザインには言い訳をしない」という信念の持ち主。
7.完成したら必ず子どもに見せる
空間デザインが完成したら、必ず子どもと見に行くようにしているそう。普段、どのような仕事をしているのか見せたいといいます。
今日は、クリスマスイブですね。家族や友人、恋人と、長谷川さんが手がけた煌びやかなイルミネーションを楽しんでいる人も大勢いるのではないでしょうか…♡ メリークリスマス!
次回の「7ルール」の放送は、年明けになります。年明け1回目の放送は、1月9日(火)よる11時~11時30分です。主人公は、乃木坂46のセンター 齋藤飛鳥さんです。
しごとなでしこでは、来年も、様々な分野で輝いている女性たちに密着! 番組を振り返り、仕事をする女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしてみてくださいね♡
初出:しごとなでしこ
空間デザイナー 長谷川喜美
桑沢デザイン研究所卒業後、大手施工会社やデザイン事務所を経て独立し、2004年にベルベッタ・デザイン設立。「空気をデザインする」をテーマに、空間に関わる様々なクリエイションを手がける。活躍の場は大型複合施設の冬季装飾/空間演出、店舗の内装、CI/グラフィックデザイン、映像演出と多岐に渡る。近年の代表作は日本橋桜フェスティバル、丸の内ブライトクリスマス、銀座「希望の翼」イルミネーションなど。2013年の東京デザイナーズウィークでは28年の歴史で、初の女性クリエイターとして会場デザインを手掛け、以来、ミラノ会場においても会場デザインに携わる。