先日、かつてプロ彼女をしていた30代後半の女性2人にお話を伺いました。彼女たちは、お金持ちと結婚し、恋人とのデートもこっそり楽しんでいます。夫や恋人をテキトーにあしらいつつ、“本命”と大切にされ、愛されているのです。
しかも彼女たちは目立つタイプの美人ではないのにモテる。彼女たちを取材中、スーツを着たカッコいい男性から彼女たちが声をかけられている現場を間近で見るという体験をしました。
「モテる女でい続けないと、誰からも大切にされませんよ。“特別な存在”だから夫、恋人、女性たちから丁重に扱われるのです」(39歳・元プロ彼女)
彼女達と、結婚したいのにできない女性の間には、ちょっとした差があることがわかりました。元プロ彼女であるアラフォー女性たちの名言と共に紹介します。
名言その1「胸は大きく、声は小さく!」
「絶対に大声ではしゃべらない」というのが、本命女子たちの共通点。
「大声の女性は、自己主張が強く“満たされていない”という印象を相手に与えます。そういう女性のことを、一般の男性は敬遠するし、お金持ちの男性なんて視界にすら入れてくれないと感じます。大きいのがチャームポイントになるのは、胸と目だけ(笑)。恋が上手くいかない女性はこの大小が逆。“胸は小さく、声は大きく”という女性を男性は選ばないんじゃないかな」(36歳・元プロ彼女)
名言その2「自信がない女にダメ男は群がるのよ」
「自分の自信をぐらつかせる人とは話をしない」というのが本命女子の共通点。
「おまえはダメだとか、元プロ彼女だとバカにする人とは会話さえしません。マウントしてくる男は徹底的に無視します。その理由は私の自信がなくなるから。芸能人時代に感じたのですが、圧倒的に自信がある人がスッと上にいける。そして自信というのは、ちょっとしたきっかけでなくなってしまう。“自信”を物体に例えると泡のようなものだと思います。これを潰しに来る人はなるべく遠ざけることが大切。可能な限り仕事も選んでしたほうがいいと思いますよ」(39歳・元プロ彼女)
その3「常識を大切にする女は、常識と結婚すればいい」
「常識的におかしいと思わない」というのが本命女子の共通点。
「本命彼女になれないと言っている人は、“常識”をすごく大切にすると感じます。でも、成功している人は、常識的にはおかしい人ばかり。レトルトカレーをストローで食べたり、ろくに寝ないでトライアスロン大会に行ったり(笑)。思い付きでオーストラリアに行った人もいましたね。まあ、そこまで極端ではないにせよ、人間誰もが変な部分は持っています。それを“常識で考えておかしい”と受け入れないなら、常識と結婚すればいい。相手が何をしようが自分には直接関係なく、静かに見守る女性が大切にされていると感じますよ」(36歳・元プロ彼女)
初出:しごとなでしこ
沢木 文 Writer&Editor
1976年東京都足立区生まれ。大学在学中よりファッション雑誌の編集に携わる。恋愛、結婚、出産などをテーマとした記事を担当。著書に『貧困女子のリアル』『不倫女子のリアル』(小学館新書)がある。